週刊脳トレ|くりぬかれたピースを探しましょう「ピッタリはまるのはどれ?」
私たちは3次元の空間の中で生活しています。何がどこにあるのか、どんな形をしているのか、自分はどこを向いているのかなどなど。これらをハッキリと認識できるから、スムーズで安全な生活が送れるわけです。細い通路や狭い橋を通るようなとき、空間をしっかり把握できていないと非常に危険です。ただ、方向の目印となるものがない場合は見失いやすくなります。闇夜に目視だけで飛行機を操縦することはハイリスクといわれます。それは空間を認識しづらいからです。夜、ビルの明かりを頼りに操縦できるパイロットは、空間認識力が高いと考えられます。パイロットでなくても、この機能が低下していないかチェックし維持していくことは大切で
監修:広川慶裕(ひろかわよしひろ)
1984年、京都大学医学部卒業。精神科医として、認知症予防/治療やうつ病などの精神疾患治療に専念。2014年より、ひろかわクリニック院長。精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医・指導医、日本医師会認定産業医。毎週水曜と隔週土曜に、クリニックにて運動と思考力を鍛える「認トレ教室」を開催している。著書に『認知症予防トレーニング 認トレ 一生ボケない! 38の方法』(すばる舎)、『あなたの認知症は40歳からわかる!!! 早期発見で発症、進行を抑える』(悟空出版)など。
