「ゴミ箱が進化している!」使用済みオムツや生ゴミのニオイも気にならない最旬商品や選び方のポイントを家電の達人が解説
以上を踏まえて、田中さんがおすすめする進化系ゴミ箱を紹介する。
※価格はいずれも2025年4月2日時点、税込。
【1】ゴミ箱内をマイナス11℃に冷やしニオイを抑制
冷やすゴミ箱 CLEAN BOX SCB-020S/SANKA
「ゴミを冷やす」という画期的な方法で話題になった、SANKAのクリーンボックス。2024年7月に現在のリニューアル版が発売された。
使用後の紙オムツやペット用のシーツなど凍らせることで驚くほど臭いが気にならなくなるという。ゴミの容量は20リットルで、紙オムツなら約30個入る。
「コンプレッサーを作動させることでゴミ箱内をマイナス11℃に冷やし、雑菌の増殖を抑制。次のゴミ収集日までニオイを抑えます。容量は20Lで、週2回のごみ捨て頻度にも対応します。
本体重量は約17㎏と重いですが、移動の際はキャスターがついているので安心。電源を入れたり熱いものを入れて庫内の温度が上がったりした直後は、冷却するためのコンプレッサーの作動音が少し気になりますが、温度が安定すると静まります。
フタは、手で開ける手動タイプ。使用時は電源コードが必要になりますので、置き場所をチェックしておきましょう」
サイズは幅23cm×奥行き44.3㎝×高さ69㎝で、家庭のキッチンなどにも置きやすい。一般的な家庭で利用した場合の年間の電気代の目安は、約3860円(1日あたり10.6円)となっている。
【データ】
商品名:冷やすゴミ箱 CLEAN BOX SCB-020S/SANKA
メーカー:SANKA
価格:6万9300円
https://www.sanka.ne.jp/kaden/products/scb-020.html
【2】自動オープン型で、オゾンによるニオイ抑制も
Re・De Bin(リデビン)/A-Stage
フタが自動開閉で、ニオイ対策の機能も搭載しているのが、こちらの製品。
「ゴミ箱には見えないオシャレなデザインで、機能性も高い製品。最大のメリットは、手をかざすとフタが横にスライドして開く点。
センサーが本体の側面についているので、腰をかがめて手を近づけるのがつらいかたは、ひざを近づけて開けることも可能です。
もうひとつのメリットは、脱臭機能でしょう。内部にオゾン発生器が搭載されており、ボタンを3秒押すと内部にオゾンが発生し、生ゴミやオムツのアンモニア臭のニオイ分子を酸化・分解します。22Lと大容量なのも嬉しいですね。
こちらは電池式で、単3形アルカリ電池6本で約4か月稼働します。コンセントの場所に関係なく、どこにでも置けるのは使いやすいポイントです」
【データ】
商品名:Re・De Bin
メーカー:A-Stage
価格:1万3970円
https://re-de.jp/bin/
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オシャレなだけでなく、ニオイも抑制してくれる進化系ゴミ箱。普段介護をがんばっている人へのプレゼントや、自分へのご褒美にぜひ。
取材・文/桜田容子