熊本城をモチーフにした住宅型有料老人ホーム『メディカル・リハビリホームグランダ水前寺』がオープン【熊本県熊本市】
マンションやホテル、物流施設などの開発を行う伊藤忠都市開発が、新たにシニア住宅開発事業を開始し、第一弾となる住宅型有料老人ホームが熊本県熊本市にオープンしたというのでご紹介する。
熊本城をモチーフにしたモノトーン調の外観デザインがポイント
シニア住宅開発事業の第一弾となった住宅型有料老人ホーム『メディカル・リハビリホームグランダ水前寺』は、JR豊肥本線・新水前寺駅南側出口より徒歩4分、熊本市電・味噌天神前より徒歩4分とアクセスも抜群。都心部からも近く、近くに熊本大学病院やスーパー、コンビニもある便利な場所にある。
建物は、運営するベネッセスタイルケアの意向に沿い、熊本城をモチーフにしたモノトーン調の外観デザインとし、石垣や城壁を連想させる素材を用いて設計。
共用部には、地元の水前寺成趣園(水前寺公園)をイメージした中庭やルーフテラスを設けたほか、開放感ある吹抜と上品な家具に彩られたティールームなどを備えている。また、ファミリールームでは家族との団らんを過ごすことができる。
居室は21.0~65.6平方メートルと47タイプ、計70室とライフスタイルに合わせて選べるのも◎。介護用電動ベッドやナースコール、温水洗浄機能付トイレも完備。ミニキッチンがある部屋や、ユニットバスも配備した夫婦2人で入居可能な広めの部屋もある。
全居室に睡眠センサーを備え、日々の睡眠状態と生活の記録情報は、AIでデータとして可視化。これらのデータを食事・リハビリ・アクティビティに活用し、入居者のQOL(生活の質)向上に役立てる予定だという。
機能回復訓練やリハビリを行う機能訓練室も備え、身体の状態や要望に合わせて、歩行訓練などの個別リハビリプログラムを機能訓練指導員(※1)がサポートする。
日々の暮らしをサポートするサービススタッフと看護職員(※2)は24時間365日配置。看護職員は、定期的に体温・血圧などのチェックだけでなく、胃ろう・たんの吸引などの医療的ケア(診療の補助)にも対応するため、夜間・緊急時も安心の職員体制。
栄養バランスに配慮した食事は、身体の状態に合わせた食形態や、塩分・エネルギー制限なども個別対応可能。季節に合わせた「食のイベント」なども定期的に企画され、毎日の習慣が特別な瞬間になるような演出も。
最上階9階のルーフテラスには花壇やベンチがあり、リラックスに効果的。見晴らしも良く金剛山が見える日もある。自宅の行き来や買い物での外出・外泊も可能。外部講師を招いたさまざまなアクティビティなども開催している。
伊藤忠都市開発はこれまでの不動産開発で培ったノウハウを活用し、シニア住宅の開発を推進していく予定だ。今後も、“自分らしい暮らし”を求める高齢者のニーズを満たす魅力溢れる住宅は増え続けるだろう。
※1:機能訓練指導員(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などの有資格者)を介護保険制度における常勤換算方式で概ね1名配置。
※2:夜間帯(22時~翌6時)最少時は看護職員1名、サービススタッフ1名以上(満床時) を配置(人数はシフト数を記載)。看護職員(看護師または准看護師)を常勤換算(週40時間換算)で1名以上配置。
【データ】
『メディカル・リハビリホームグランダ水前寺』
https://kaigo.benesse-style-care.co.jp/area_kumamoto/kumamoto/home_gd-suizenji
開設日:2025年1月
施設タイプ:住宅型有料老人ホーム
住所:熊本県熊本市中央区白山1-1-11
入居条件:自立、要支援1、要支援2、要介護1〜要介護5
入居金型契約:560万円~4,404万円/月額利用料203,630円~725,319円
月額支払型契約:月額利用料387,530円〜1,358,019円
※入居人数や部屋のタイプによって異なる
体験利用:77,000円(6泊7日)
※伊藤忠都市開発の発表したプレスリリース(2025年1月10日)を元に記事を作成
イメージ/伊藤忠都市開発提供 構成・文/松藤浩一
●「住宅型有料老人ホーム」とは?受けられるサービスや入居条件、費用を徹底解説
●高齢者住宅に住み替えるタイミングはいつ?種類や暮らし方、予算に合う選び方を専門家が解説
●“新築・有名・近所”が揃った施設は注意すべし!現役介護福祉士が教える【後悔しない高齢者施設・住宅の選び方】見学前は「施設名 行政処分 行政指導」で検索がおすすめ【見学時のチェックリスト付き】