【布団乾燥機】は劇的に進化中!家電の専門家が介護中の家庭やシニア世代におすすめの機能を解説
冷え込みが一層進むこの季節は、日照時間も減り布団を干せないという悩みも。また、在宅介護をしているご家庭では、布団の汚れやニオイが気になることも…。そこで、家電ライターの田中真紀子さんに最新の布団乾燥機の機能や選び方を教えてもらった。
教えてくれた人
田中真紀子さん / 家電ライター
家電ライター/家電を生活者目線で分析し、雑誌やウェブで紹介する家電のスペシャリスト。特に白物家電・美容家電に詳しい。自宅には最新家電を中心に200以上を所有し、年間300以上の記事執筆・監修に携わる。テレビ・ラジオにも多数出演。公式HP https://makiko-beautifullife.com/
布団乾燥機のタイプと選び方
布団乾燥機にはマットあり・なしの2種類がある。
「布団乾燥機といえば、少し前までは、敷布団と掛け布団の間にマットを差し込んで使うタイプが主流でした。
マットタイプは、布団にまんべんなく温風が当てるので、布団全体が温まりやすいのですが、布団の間にマットを敷き、乾燥後はまたマットを畳んでしまうという作業があるため、とくに高齢者にとっては手間や負担が大きいかもしれません」(田中さん・以下同)
マットなしなら扱いやすい
最近は、マットなしで手軽に使えるタイプが続々と登場している。「ホースやノズルを直接布団に差し込むだけなので、体力が落ちてきたシニア世代にも使いやすいといえるでしょう」
軽いものを選ぼう
どちらのタイプも軽量化・コンパクト化が進んでいるという。
「布団やベッドの近くに持ち運ぶことを考えると、やはり本体が軽いほうが断然扱いやすいので、重いタイプをお使いの場合は、買い替えを検討してはいかがでしょうか」
コードの長さ、ボタンと文字の大きさもチェック
在宅介護ではベッドなのか布団なのか、寝る場所によっては、電源が近くにない場合も。
「コードの長さが短いと使う場所が限定されるので、コードの長さも確認を。また、ボタンや文字は大きい方が操作しやすいでしょう」
介護中のご家庭におすすめなのが「消臭機能」
布団乾燥機の主な機能として、温風によって夜寝る前に布団を暖める機能のほか、乾燥機能や、ダニ対策機能などがある。
「布団はなかなか洗えませんし、日照時間が少ない冬場や高層マンションは布団を干せないこともあります。そんな場合に役立つのが、起床後に布団にこもった湿気や寝汗を飛ばす“乾燥機能”です。
また、介護中のご家庭には“消臭機能”を搭載しているタイプがおすすめです。汗や皮脂のニオイなどを消臭できるものもあるのでチェックしてみてください」