ボケない脳を作る行動・習慣ランキング 10人の専門家が選んだトップ3「料理、運動、旅行」理由を解説
3位(21点):旅行
「旅に出て人生の満足度である『主観的幸福度』を高めることが認知機能低下の予防に役立つ」(佐々木さん)、「旅先の景色によって過去の記憶をひもとく機能が刺激され、脳が活性化する」(内野さん)、「旅の途中で過去を振り返る時間をもうけることで、自分を見つめ直すことができ、それが脳を老化させないことにつながる」(奥村さん)
2位(26点):料理
「料理は『計画力』や複数の作業を並行して行う『注意分割機能』を駆使するため、脳の前頭前野の働きが活性化する」(望月さん)、「料理の完成形を前頭葉で想像し、海馬から中脳を使って調理過程を組み立て、手先を動かすことで大脳全体を使用するので、脳トレのスペシャルコースといえる」(内野さん)、「複数の作業を同時に行うことで、ワーキングメモリーが使われて脳が活性化する」(大塚さん)
1位(57点):運動
「20分程度歩き続けられる能力を生涯維持することが目標。脳を活性化し運動機能も維持でき、ストレス解消と栄養改善にもつながる」(熊谷さん)、「座っている時間が長いほど認知症に加え、うつやがん、糖尿病、心臓病と全身の状態が悪くなる。おすすめは朝1時間の散歩」(加藤さん)、「テニスやゲートボールなど団体で行うスポーツ活動に参加するとスケジュール調整などコミュニケーションの機会が増え、脳を若く保つのに有効」(佐々木さん)