話題の「変な絵」で脳トレ!奇妙な絵に秘められた謎を暴けるか?想像力をフル活用
昨秋発売の謎解きミステリー長編『変な絵』(雨穴(うけつ)著)は奇妙な絵に秘められた謎を解く快感が話題となり、30万部の大ヒット。1枚の絵の中にちりばめられた不審点を凝視し、 論理的に頭を働かせて謎を解き、事件の裏に隠された物語に思いを巡らす── 視覚、思考、想像力をフル活用した脳トレで、脳内細胞を活性化しよう。
世界では認知症予防に「認知トレーニング」が推奨されている
2019年に世界保健機関が公表した「認知機能低下および認知症のリスク低減のためのガイドライン」によれば、バランスのとれた食事や禁煙、社会活動などに並び、認知トレーニングの実施が推奨されている。
「たとえば2枚の絵を見比べて間違いを探すゲームは、思考や判断力を中核とする前頭前野の右側を活発化させ、一時的な記憶を司るワーキングメモリーの活動を鍛える訓練になります」
こう解説するのは、脳神経科学に詳しい諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授。
今回のようにイラストにちりばめられた答えを設問から導き出すゲームにも、同様の効果が期待できるという。
「イラストを見ながら設問を読んで論理的に考えることは、前頭前野でも左側、言葉の理解に関わる側頭連合野などを活性化させるトレーニングとして有効です」(篠原氏)
謎解きを楽しみながら、脳を活性化させよう。
水槽に漂う死体に隠された意外なトリックとは?
<問題の解き方>
不穏さに満ちた「変な絵」をじっくり見ながら、設問を順番に解いてください。イラストの中に隠された“鍵”を見つけて、絵に描かれた事件の謎を解明してください。
【問題】
Q1:水族館で悲鳴が上がった。客は何に驚いている?
Q2:被害者の死因が分かる部位はどこだ?
Q3:水族館では、ある生物が持つ毒に気をつけているらしい。どの生物?
Q4:何者かがこの生物の毒針を採取し、被害者に刺したようだ。犯人は誰?