猫が母になつきません 第490話「たいちょう」
隊長という名前は仮のもので、女の子だしもっとかわいい名前をと思っていましたが、今となってはもう隊長以外の呼び方は考えられない。でも動物病院では「みけ」という名前を使っています。診察の順番がきたときに「隊長ちゃ〜ん」と呼ばれるのはちょっと恥ずかしい。待合室もざわつきそうです。「ちゃん」はつけた方がいいのかな?「さん」かな?などと看護師さんを悩ませることにもなりそうですし。私だって「隊長ちゃんのおかあさん」と呼ばれたら笑いをこらえられる気がしません。以前行っていた動物病院では「おかあさん」呼びではなかったので「おかあさん」と言われるのにもまだ慣れていないのに…。
隊長はよくサイドテーブルの下のスペースにいることがあるのですが、その様子はまるで交番にいるおまわりさんみたい。思わず「ごくろうさまです」と敬礼したくなる。サイズ感も収まりがよくてかわいいし、位置が仕事机のすぐ横なので仕事中は一緒に頑張ってくれているような気持ちになれます。以前は警戒心のかたまりのようだった隊長ですが、今はお転婆全開。ぐれとおなじように里子に出すつもりでもらってくれる友人も見つけていたのですが、このまま飼いたいという気持ちもあります。友人は私の決断を待ってくれているので甘えていますが、そろそろ決めないと。さびもさすがに隊長がいることにはもう慣れていますが、元気すぎる隊長がうっとうしいのは理解できる。うーん、もうちょっと悩ませてください。
作者プロフィール
nurarin(ぬらりん)/東京でデザイナーとして働いたのち、母と暮らすため地元に帰る。ゴミ屋敷を片付け、野良の母猫に託された猫二匹(わび♀、さび♀)も一緒に暮らしていたが、帰って12年目に母が亡くなる。猫も今はさびだけ。実家を売却後60年近く前に建てられた海が見える平屋に引越し、草ボーボーの庭を楽園に変えようと奮闘中(←賃貸なので制限あり)。
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