《2年ぶりの新年一般参賀》美智子さま 骨折から3か月未満で杖を使用せず参列 上皇さまが見守られた自宅でのリハビリ
2025年1月2日、皇居で新年一般参賀が行われ、6万人以上の人が来場した。昨年は元日に能登半島地震が発生し、中止となったため、2年ぶりの開催となった。天皇皇后両陛下に続いて、上皇上皇后両陛下もベランダに入られた。
昨年10月に骨折 美智子さまの驚異的な回復力
美智子さまは、昨年10月6日にお住まいの仙洞御所で転倒し、右大腿骨の上部を骨折された。同月8日に手術を受けられ、退院時には車椅子で移動されていた。
今年の新年一般参賀には参列されない可能性もあったが、美智子さまは上皇さまとともに、計3回、午前の参賀に登場された。骨折から3か月経っていなかったが、介助者をつけず、杖も使用せず、ゆっくりと歩かれた。昨年、90歳になられた美智子さまの驚異的な回復力に注目が集まった。
バリアフリー化されたお住まいでリハビリ 美智子さまに寄り添われた上皇さま
骨折の手術から5日後、病院に残らず、帰宅された美智子さまは、エレベーターや手すり、スロープなど、バリアフリー工事がなされたお住まい、仙洞御所で1日2回のリハビリを毎日続けられた。新年一般参賀でのお姿から、懸命に治療やリハビリに励まれたことがうかがえる。
昨年12月、上皇さまの誕生日に宮内庁が公表した「上皇陛下のご近況について」によると、退院された美智子さまのリハビリのご様子を上皇さまが、度々ご覧になっていたという。また、美智子さまが骨折された際には、病院へ訪問された上皇さまは美智子さまを見舞われ、医師から説明を受けられた。
2009年、金婚式の記者会見に上皇ご夫妻(当時は天皇皇后両陛下)が臨まれた際、美智子さまは以下のように語られている。
「この50年間、陛下はいつも皇太子、また天皇としての、お立場を自覚なさりつつ、私ども家族にも深い愛情を注いでくださいました。陛下が誠実で謙虚な方でいらっしゃり、また常に寛容でいらしたことが、私がおそばで50年を過ごしてこられた何よりの支えであったと思います」
懸命なリハビリを続けた美智子さま。上皇さまの愛情が驚異的な回復へと導いたのかもしれない。
●上皇后美智子さまも!高齢女性を襲う“関節変形”で「こわばる指の痛み」
● 《2025年も寄り添いながら》上皇ご夫妻の仲むつまじいお姿 お出かけ時は「手つなぎ」、美智子さまのリハビリを上皇さまが見守られることも