絵や文字に隠された地名を当てよう! 浮世絵師の遊び心がつまった「絵で解くなぞなぞ」で脳トレ
人の往来が頻繁になった江戸時代、ものの名前と同様に江戸町人が親しんだ「判じ絵」によく描かれたのが、「地名」だった。江戸の名所はもちろん、交通の要衝だった東海道五十三次、さらには全国の地名が題材となった。江戸の人々が遠方の地に思いをはせたであろうクイズを解き明かし、脳を活性化しよう!
教えてくれた人
近藤仁美さん/クイズ作家
早稲田大学在学中にクイズ作家として活動を始め、『高校生クイズ』(日本テレビ系)など各種媒体に問題を提供してきた。国際クイズ連盟日本支部長。クイズの世界大会で出題を務める史上初・唯一の日本人であり、雑学とクイズの国際賞「Trivia Hall of Fame」殿堂入り。『人に話したくなるほど面白い!教養になる超雑学』などクイズ関係の著書のほか、日本の古典にまつわる著作・講演もある。
江戸時代に親しまれていた「判じ絵」とは
江戸時代に流行した、「絵で解くなぞなぞ」のこと。駄洒落のように同音異義語で言い換えたり、反転したり、一部が消えたイラストと文字の組み合わせから推測して、何が表されているのか読み解く言葉遊びです。浮世絵師たちが遊び心いっぱいに描いた食べ物や生き物、道具、地名などからは、当時の暮らしや文化が伝わります。
「判じ絵」に挑戦してみよう!
※一部、旧国名が含まれています。
※答えはひらがなです。
※答えは本文下部にあります。
【問題1】
<ヒント>
<1>江戸随一の遊興地。おならをされて「くさ」!
<2>答えは4文字です。
【問題2】
<ヒント>
<1>「鶴(つる)」の上半分と、「雉(きじ)」の全身が描かれています。
<2>答えは3文字です。
【問題3】
<ヒント>
<1>頭のない「魚(さかな)」の下には、竹の「皮(かわ)」。
<2>答えは4文字です。
【問題4】
<ヒント>
<1>今も昔も湯治場として賑わう場所。「歯(は)」の下の「猫(ねこ)」は逆さまです。
<2>答えは3文字です。
【問題5】
<ヒント>
<1>「猿(さる)」と「虎(とら)」は、どちらも上半身のみ。虎には「゛(濁点)」も。
<2>答えは2文字です。
【問題6】
<ヒント>
<1>歴史情緒ある古都。将棋の「香(きょう)」車が「10」個集まると……?
<2>答えは4文字です。
【問題7】
<ヒント>
<1>「大(だい)」の文字が描かれているのは、逆さまの「傘(かさ)」。
<2>答えは4文字です。
【問題8】
<ヒント>
<1>「とっくり」の上半分と「鳥(とり)」。砂丘で有名な場所です。
<2>答えは4文字です。
【問題9】
<ヒント>
<1>現在の愛媛県。「井(い)」戸が「4」個で……?
<2>答えは2文字です。
【問題10】
<ヒント>
<1>九州の玄関口。「肩(かた)」の上に「歯(は)」が乗っています。
<2>答えは3文字です。