日常食に手軽に取り入れたい「パック麦ごはん」ベスト8をプロが選出「1位はコンビニのプライベートブランド」
「パック麦ご飯」は数年前の雑穀ブームでスーパーで見る機会も増えてきた。食物繊維を多く含み、お通じ改善にも効果があるという。そこで、数あるパックご飯の「麦ご飯」を食のプロが実食して採点、ランキングを紹介します。独特の青臭さをいかに和らげているかが、評価のポイントになりました！
※商品の価格は編集部調べの1食あたりの実勢価格です（9月1日現在）。
私たちが食べ比べました
◆五ツ星お米マイスター 小野寺理騎（りき）さん
高校・大学で稲作を専攻した筋金入りの「米オタク」。現在は、自然栽培・有機栽培専門の米屋を運営。https://www.replow.net
◆栄養士 丸野友香さん
栄養の知識を活かし、体にやさしいレシピの提案やアドバイスを行う。雑誌や書籍、カタログ等のフードコーディネートも手がける。
◆料理研究家 秋元薫さん
米・食味鑑定士、ごはんソムリエとしても多彩に活動。企業・雑誌へのレシピ提供のほか、お米コンテストの審査員も数多く務める。
◆米生産者 田中洋史さん
Tomozy’s Farm代表。埼玉県川越市で減農薬、無化学肥料の米（「菜の花米」など）を栽培。詳細はインスタグラム@hiroshi6778にて。
●審査基準
各品、「甘さ」「食感」「香り」「コスパ」「炊き加減」の5項目をそれぞれ20点満点で採点し、平均点の合計を総合点として順位を算出しています。
パックご飯「麦ご飯」部門ランキング
■8位 テーブルマーク『麦ごはん』160g 123円
●食のプロ評価 46.1点：甘さ 10.3 食感 10.0 香り 8.5 コスパ 8.3 炊き加減 9.0
麦の香りが強すぎるのが難点
「食感はいいが酸味が強いので、カレーに合わせるのが無難」（小野寺）
■7位 セブンプレミアム『もち麦ご飯』150g 196円
●食のプロ評価 58.6点：甘さ 13.5 食感 10.8 香り 11.8 コスパ 11.5 炊き加減 11.0
甘さすっきりでバランスよし
「米、麦とも硬めの炊き上がりでスープに合いそう」（秋元）
■6位 トップバリュ『胚芽もち麦ごはん』150g 117円
●食のプロ評価 60.8点：甘さ 13.0 食感 13.0 香り 11.0 コスパ 12.0 炊き加減 11.8
甘さはあるが少々くせが残る
「この中では一番の甘さ。食感もなめらか」（田中）、「シャリシャリとして玄米っぽい食感」（丸野）
■5位 ローソン『麦ごはん 新潟県産コシヒカリ使用』160g 165円
●食のプロ評価 64.1点：甘さ 13.5 食感 13.0 香り 12.3 コスパ 12.5 炊き加減 12.8
あっさりめで朝食に最適
「軽やかで粘りの少ない炊きあがり」（小野寺）、「噛むほどに甘みが増しておいしい」（秋元）
■4位 アイリスフーズ『国産もち麦ごはん』150g 144円
●食のプロ評価 64.3点：甘さ 13.0 食感 14.0 香り 12.5 コスパ 12.3 炊き加減 12.5
弾力のあるプチプチ食感がくせになる！
「どこを噛んでもプチプチして楽しい」（丸野）、「やみつきになる食感。麦の甘みも存分に感じられる」（秋元）
■3位 西友『みなさまのお墨付き もち麦ごはん』150g 107円
●食のプロ評価 67.0点：甘さ 13.3 食感 13.3 香り 12.3 コスパ 14.3 炊き加減 13.8
しっかりプチプチ食感で噛む回数が増えそう
「パックのにおいが若干気になるが、甘みもあり食べやすい」（丸野）、「もっちり感もありながら、しつこくない」（小野寺）
■2位 はくばく『もち麦ごはん』150g 122円
●食のプロ評価 74.9点：甘さ 15.3 食感 14.8 香り 14.8 コスパ 15.0 炊き加減 15.0
炊き加減が絶妙で、もちっとなめらか！
「麦の風味がしっかりと感じられる」（秋元）、「口の中で食感がなめらかに変化」（田中）
■1位 ファミリーマート『もち麦ごはん』150g 160円
●食のプロ評価 79.7点：甘さ 16.3 食感 16.3 香り 15.3 コスパ 15.5 炊き加減 16.3
堂々首位は歯ごたえのある弾力が魅力
「しっかりした弾力が特長で、炊き方へのこだわりを感じる」（秋元）、「粒が大きく、歯ごたえもちょうどいい」（田中）、「麦の量が多め。いやなにおいもなく、満足感、お得感がある」（丸野）
撮影／田中宏幸 調理・スタイリング／柳瀬真澄（M’s）
※女性セブン2023年9月21日号
https://josei7.com/
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