洗濯&掃除の裏に潜む”名もなき家事”をラクにする裏技10選「洗濯物は畳まずにしまう」
洗濯や掃除は家事のなかでも、手のかかる工程が多くて面倒なもの。そこで、家事代行マッチングサービスの「タスカジ」や知的家事プロデューサーの本間朝子さん、女性セブンの読者が面倒な家事をラクにする裏技を教えてくれました。洗濯も掃除もパパっと終わらせて、充実の日々を送りましょう!
【洗濯のコツ】裏返しの衣服はそのまま洗う!
“洗濯”という家事の中には、仕分ける→洗う→干す→アイロンをかける→畳む→しまう、といった作業も含まれ、意外と工程が多い。特に、丸まったまま、あるいは、裏返しのまま出された靴下などの衣服を表に返す作業は、読者アンケートでも不満の声が多かった。知的家事プロデューサーの本間朝子さんは、洗濯をラクにするコツを教えてくれた。
「家族のためにと、自分で自分に負担を課して、家事をやりすぎている女性が多いのですが、その代表的なのが、裏返しの衣服を表に返す作業。これはやらなくていいんです。家族のためにと気を使ってやってあげる家事からは卒業しましょう」(本間さん・以下同)
そもそも、妻(母)が表に返してくれているのを家族は知らないことが多い。それを知ってもらうという意味でも、裏返しのままで洗って乾かし、本人に気づかせるのがいい。
「“何で返してくれないの?”と言われたら、“これからは自分でやってね”と伝える。“妻だからやってあげないといけない”ではなく、家族が自分で家事をできるようにするのも思いやりです」
そこまでできないなら、洗濯機の近くに「各自でネットに入れて」「靴下の裏返しはNG」などと書いたプレートを下げておくのも手だという。
洗濯にかかわる名もなき家事の解消法5選
●ペーパータオルで洗濯量を減らす
「コロナ禍以降、タオルをやめてペーパータオルを使う家庭も増えています。衛生面のメリットだけでなく、洗濯物の量も減るし、新しいタオルをセットする手間も省けます」(本間さん)
●布団カバーを裏返して洗うとセットがラクに
「布団カバーは裏返しで洗い、乾いたら裏返しのまま四隅のひもを結んで、チャックのところからひっくり返すと簡単にかけられます」(タスカジ)
●洗濯物の取り込みは小さなものから着る人ごとに
「洗濯物を取り込むときは、靴下やハンカチ、下着など小さなものから、着る人ごとにします。そうすると畳む際、人ごとの仕分けが簡単」(タスカジ)
●ハンガーで干してそのまま収納
「ハンガーにかけて干し、そのまましまえば畳む手間が省けます。スペースがない場合は、よく着る服だけでもハンガー収納にすると◎」(本間さん)
●干したら畳まず専用ボックスへ
「取り込んだ靴下や下着などは畳まずに、各家族の専用ボックスに入れています。畳みたい人には各自でお願いしています。それだけでも手間が省け、時短になります」(37才/会社員)
【掃除のコツ】排水口のカバーは外して見える化
掃除機をかけるだけが、掃除ではない。その前に、床に置かれたものを片づけないとならない。この作業が嫌いだという声が多かった。知的家事プロデューサーの本間さんは、床に物を置かないことが片付けるポイントだという。
「これをなくすためには、最初から床に物を置かないことと、片づける場所を作っておくことが大切。たとえば、床に散らかりがちなスリッパは、タオルハンガーを壁に貼り、そこに収納するようにする。観葉植物や家電など、やむを得ず床に置くものは、キャスター付きのラックに載せて、動かせるようにしておくと、掃除の際も邪魔になりません。特にヒーターなどの季節家電は、キャスターに載せておくと、片づけるのが楽です」(本間さん)
風呂場や洗面台の排水口掃除も、多くの読者が嫌いな“名もなき家事”に挙げている。放っておくと髪の毛がたまり、ぬめってお手入れがより憂うつになるので、嫌でも目に入るように、あえてカバーを外すのもありだという。
「“自分が使った後に汚れていたら洗ってね”など、家族間でルールを決めましょう」
また、プラスチック製のカバーはぬめりやすいので、ステンレス製のものに替えるのも一策だ。