兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし【第160回 映画『PLAN 75』を観に行きました】
若年性認知症を患う兄と暮らすライターのツガエマナミコさんが、兄の病気によって日々起こるさまざまな問題に困惑しながらも、受け入れ、対応する様子と心情を明かす連載エッセイ。今回は、マナミコさんが最近鑑賞した映画について。超高齢社会に突入した日本の未来と自らの将来を考えます。

もし安楽死制度ができたら…
前回、排せつ問題は落ち着いていると書きましたけれども、昨日夕方、仕事から帰宅すると廊下にポツンと少量のお便さまが落ちており、ギョッといたしました。あやうく踏んでしまうところでしたし、家じゅうがお便さま臭に包まれており、帰宅早々お便さま掃除でございました。
香りの発生源は兄の部屋でございました。朝キレイに洗ったはずの2つのゴミ箱両方に、ゆるいお便さまがたゆたい、放置状態でありまして、ああ、真夏の湿気と相まってクラクラしてしまいました。お腹の調子が悪かったのか? エアコンでお腹を冷やしたかな?
でも、まぁ、ゴミ箱に入っていたのですからよかったと言えるでしょう。そんなことが当たり前になってしまったこの暮らしは、やはり異常ですけれども……。
今回は、兄の話題がないので、最近観た映画のお話しをします。
『PLAN 75』という倍賞千恵子さん主演