フレイルをセルフチェック!体や生活の虚弱状態を知る「11の質問」
筋肉量を自分でチェックするできる「指輪っかテスト」というものもある。東京大学高齢社会総合研究機構が実施した柏スタディ(*)をもとに考案されたテストだ。測定機器を使わず、自分の手指でふくらはぎを囲むことで、自分の筋肉量が把握できる。
*柏スタディとは、2012年から千葉県柏市でフレイル予防研究チームが行っている2000人規模の「大規模健康調査」のこと。
やり方は、以下のイラストを参考に試してほしい。
●測り方
[1] 椅子に座り、ひざが直角になるようにする
[2] 利き足ではない方のふくらはぎのいちばん太いところを、両手の親指と人差し指で囲む。
【判定】
ふくらはぎを指で囲めない、または、ちょうど囲める場合は、筋肉量が充分な可能性が高い。しかし、ふくらはぎを囲んだ指に隙間ができる場合は筋肉量が少なくなっている状態(サルコペニア)の可能性があるので要注意。
筋肉量の維持は、自立した生活を続けていくのにとても重要。今より10分多く歩いたり、スクワットなどの筋トレ運動を行うことで、足腰が鍛えられ、フレイルを予防できる。
イラスト/坂木浩子(ぽるか)
※女性セブン2019年10月24日号