シニア世代におすすめ《最旬・導入美顔器》選び方やトレンドは?【家電のプロが解説】
シニア女性におすすめの最新製品を2台教えていただいた。
※価格は税込み、2025年12月10日時点。
【1】角層への浸透を高めながらリフトケアも
イオン美顔器 イオンブースト マルチ EX EH-SS85/パナソニック
美容成分を角層に届けながら、EMSでたるみが気になる表情筋のリフトケアにも使える、一台二役の美顔器。注目したいのは、うるおい成分を浸透しやすくする最新機能だ。
「ヒアルロン酸・コラーゲン・高機能ペプチドなど、分子量サイズが大きい美容成分は肌に浸透しにくいと言われています。そうした美容成分を角層に浸透しやすくする『パワーブーストテクノロジー』を搭載した、今注目の美顔器です」
毛穴汚れを浮かす『CLEAN』から、最後に冷却して肌を引き締める『COOL』まで、5つのコースでトータル15分。時間がない時などは所要時間2~3分の1コースだけでもOKだという。
「乾燥しがちで化粧水にこだわっている人は、『BOOST』モードで角質に美容成分の通り道を作ってから、イオンの力で美容成分を導入する『MOIST』モードを使うことをおすすめします。パナソニックの調査では、手塗りに比べてヒアルロン酸は12倍、コラーゲンは6.3倍浸透することが分かっています」
【データ】
製品名:イオン美顔器 イオンブースト マルチ EX EH-SS85
メーカー:パナソニック
価格:5万9400円 ※編集部調べ
https://panasonic.jp/face/products/EH-SS85.html
【2】気になる機能が一台に詰まった軽量&小型美顔器
DISM EMS EER メディスキンケアデバイス/アンファー
コンパクトで持ちやすく、多彩な機能をもつ導入美顔器がこちら。
「使いやすいT字シェーバー型なので、コツいらずで肌に当てられます」と、田中さん。
「ほぐす」「届ける」「整える」の3ステップの中に、今話題の最新機能がフル搭載されている。
まず「ほぐす」段階では、2種類の波長のEMSが表情筋を刺激し、リフトケアをしながら美容成分の浸透しやすい柔らかい肌に導く。
次の「届ける」では、EMSでリフトケアしながら、エレクトロポレーションによって肌に微細な孔を開け、美容成分を肌に浸透させる。
さらにラジオ波で肌を温め、美容成分の浸透効率UP。最後の「整える」では、超微弱電流を与えるマイクロカレントで肌にハリをもたらし、うるおいのある肌に整えつつ、青色LEDで肌表面にアプローチし、引き締まった肌に導くというものだ。
「エレクトロポレーションとラジオ波を組み合わせた浸透美容に加え、マイクロカレントやEMS、LEDなど多彩な電気刺激による機能を搭載し、一台多役の美顔器というわけです。軽いので扱いやすく、初めて使う人にもおすすめです」
【データ】
製品名:DISM EMS EER メディスキンケアデバイス
メーカー:アンファー
価格:3万5200円
https://scalp-d.angfa-store.jp/brand/dism/normal/eerdevice.html
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高価な化粧品を使っていても、美容成分が肌の奥まで浸透しなければ効果を十分に感じられないかもしれない。最新美顔器をいつものスキンケアに取り入れることで、化粧品のコスパを上げつつ、 “乾燥の冬”を乗り越えたい。
取材・文/桜田容子
