《ミスマガジンから転身》介護現場で働く岩佐真悠子さん&西田美歩さん「アイドルや女優は介護職に向いている」「中卒でも国家資格を取れるのは魅力的」
2人が考える今後のキャリア
岩佐:私は中卒で、高校を二度中退しているんです。そんな中卒の私でも、介護の業界に飛び込んでから4年が経って、今は実務者研修という資格を取得できました。これから介護福祉士資格を取りたいと思っているのですが、中卒でも国家資格を取れるってすごいことだなと思うんです。
西田:私たちは中卒コンビなんですけど、国家資格というのは大きいですよね。
岩佐:私はじっとしているのが苦手で、デスクワークは絶対にできないなと思っていたんです。だから介護の仕事は性に合っているし、高校や大学を卒業していなくても国家資格という立派な資格を取得するチャンスがあるのは、とても魅力的ですね。
西田:私は今年、国家資格である介護福祉士資格を取得しました。中学を卒業してから20年以上経って、こんなに勉強したのは初めてでしたね。どうやって勉強したらいいのかすらわからないところからスタートして、でも教科書を読んでから職場に行くと活かせることがたくさんあって、ケアに活かせることが本当に楽しかった。資格を取ると自信にもつながりますし、お給料も少し上がるので、いいとこ尽くしですね。
岩佐:資格が取れるのはいいことばかりだよね。私は介護福祉士の資格を取得できたら、将来的にケアマネジャー資格を目指そうと思っています。
西田:ケアマネジャーは実務5年で受験ができるんだよね。介護士とは少し違った職種で、現場に立てるだけでなく、利用者さんのケアプランを考えるお仕事。テストも難しいし、更新もあると聞きますが、私も経験としてケアマネジャー資格の勉強をしたいなと思っています。ケアマネジャーなら年齢を重ねても働けるイメージがあるので、長く働くことを考えたら、いい資格だなと思います。
岩佐:勉強できる自分の脳みそと気力があるうちに、とっておきたいですね(笑い)。
◆岩佐真悠子
元俳優・現介護職員。2020年に芸能界を引退し、現在は介護士として活躍中。
◆西田美歩
介護タレント。現在、リハビリ型デイサービスと訪問介護の施設で働きながら、介護タレントとして介護の魅力を日々、自身のSNSで発信している。元めざましテレビリポーター 。
取材・文/イワイユウ