兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし【第163回 “もったいない世代”です】
若年性認知症を患う兄と暮らすライターのツガエマナミコさんを悩ませているのは、兄の排泄トラブル。トイレではないところで、御用を済ませてしまうのです。洗面所、ベランダ、ごみ箱、そして、ついにキッチンでも…。わざとではないとわかっていても、ストレスはたまる一方。YouTubeを鑑賞する時間がホッとするひと時なので、夜更かししがちです。

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怒りすぎて掃除機を壊しました
あれは、兄がキッチンオシ(キッチンでオシッコ)をした朝だったでしょうか。「何してくれんだ!」と怒りMAXで掃除機をかけておりましたら掃除機本体が何かに引っかかって先に進めなくなりました。そのとききちんと本体を持って動かせばよかったのですが、怒りマックスのわたくしは後ろを確認することなく「なに引っかかってんのよっ!腹立つぅぅぅぅ!」と力任せにぐいっとホースを引っ張ったのでございます。その後も掃除機は順調に動いていたので何も気にしておりませんでした。
ところが、ある日掃除機をかけるとシャツの裾が蛇腹ホースの手元に引っ張られることに気づき、よくよく見ると、蛇腹の一部がパックリ割れていることを発見いたしました。ちょうど持ち手のスイッチ部分とホースの境目に当たる部分で見えにくく、応急手当しようにもガムテープが巻きにくい。それでも昭和生まれの「もったいない世代」は頑張ってガムテープ