【オナラ大研究】におい、音、頻度でわかる いいオナラと悪いオナラ
腸内環境が整っており、健康状態も良好な人のオナラは、においがほとんどしない。これらの人は免疫力も高く、代謝もよくて、肌ツヤのいい人が多い。規則正しい生活にシフトすれば、健康も良好なオナラ美人になれますよ。
●炭水化物を抜かない
いいオナラに欠かせない、善玉菌のエサとなるのが炭水化物だ。「糖質制限ダイエットなどで炭水化物を抜き、たんぱく質ばかりを摂取するのは悪玉菌を増やすだけ。茶碗1杯のご飯程度の炭水化物は摂るようにしましょう」。また、パンには脂質が多く含まれるため、パンよりご飯がおすすめだ。「白米に発芽玄米や麦、雑穀などを加えれば、食物繊維も摂れるので、さらに腸内環境も整えられます」。
●朝起きたら、1杯の水で無臭に
朝、起きたらまずコップ1杯の水をゆっくりと飲もう。「水を飲むことで、腸の動きが活発になり、自然に便の流れもよくなりガスも出やすくなります。夏でも腸内を冷やさないように常温で飲むのがおすすめです。便の流れがよくなると、自然とにおいも軽減されていきます」
●オナラが出ない時は“の”を描くマッサージを
お腹にガスがたまっていると感じたら、おへそまわりをゆっくりと”の”の字を描くようにマッサージしてみよう。腸が動き出し、ガスがオナラとして自然と排出されるようになる。「それでも改善されず、お腹が張って苦しい時は、ガスを出すのを促す市販のお薬を服用しても構いませんが、できれば医師に相談を」
●暴飲暴食した翌朝にはヨーグルトを食べる
暴飲暴食をした翌朝は、ヨーグルトなどで乳酸菌を摂取しよう。「前述のように下痢をしている場合も、下痢で流されてしまった善玉菌をヨーグルトで補充することで、悪玉菌の繁殖を抑えることができます。積極的に摂取しましょう」。ヨーグルトの種類は問わないが、善玉菌のエサとなるオリゴ糖が含まれたはちみつを、ヨーグルトに加えるのがおすすめだ。
●1日1万歩を目安に歩く
腸の動きを活発にし、善玉菌の働きをよくするには、適度な運動が必要。「おすすめはよく歩くことですね。適度な有酸素運動は腸の動きを促す副交感神経を優位にしてくれます。毎日、歩く量を少しずつ増やし、できれば1日1万歩を目標に。これだけ歩けば運動量としても充分ですし、腸の動きもよくなってストレス発散にもなりますよ」。激しい運動は交感神経を優位にするため、かえってマイナスに。
●体を温める食材や発酵食品を選ぶ
体を温める作用の食材は、腸の動きを促してくれる効果がある。「温め効果のあるのは根菜類やねぎ、にらなど。肉類も適量であれば摂取して構いません。また、あらかじめ分解酵素が働いている発酵食品は消化もよく、オナラのにおいも回数も軽減してくれます。納豆やみそ、チーズなどの発酵食品は温め効果も高いので積極的に摂りましょう」。
●バスタイムは15~20分、湯船に浸かる
冷え症の人は体温のコントロールがうまくいかず、自律神経の働きが低下して便秘になりやすい。「38~40℃のお湯に15~20分程度浸かるとホカホカし、腸も温まります。疲れている時や風邪で入れない時は、バケツか洗面器にお湯を張って足湯するのもOK。10分程度で温まり、精神的にもリラックスします」。
●イラっとしたら腹式呼吸
ストレスもオナラが出る原因になる。「イラっとしたら、まずはゆっくり深呼吸をしてみましょう。その時、腹式呼吸を行うと、副交感神経が優位になってリラックスできるので、オナラの調子も改善しますよ」。
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