猫が母になつきません 第172話 「まくら」
人間は二足歩行になって骨格が変化したのでうつぶせ寝がしにくくなり、仰向けで寝ると首のうしろに隙間ができるので枕を使うようになったとか。だからって人間だけが枕を使う動物だという説は…とにかく猫はそんなの知ったこっちゃない。クッションも使えば枕も使う、人間の体も動く枕くらいに思っているふしがあります。毛づくろいするときによっかかる、一緒に寝るときは腕枕をご所望。出さないでいるといつまででも「腕待ち」の態勢でいるので出さざるを得ません。寝ているうちに肩が凝って途中で腕をはずしてしまっても朝起きて見るとちゃんと枕のほうに頭をのせている、その寝姿はほぼ人間です。何度見ても笑ってしまう。世の中に枕の種類は選べないくらいたくさんあって、過去には安眠を求めて私もいろいろ買ってみましたが、今は枕を分かち合う猫がなによりの安眠の友となっています。
【作者プロフィール】
nurarin(ぬらりん)/東京でデザイナーとして働いたのち、母とくらすため地元に帰る。典型的な介護離職。モノが堆積していた家を片付けたら居心地がよくなったせいかノラが縁の下で子どもを産んで置いていってしまい、猫二匹(わび♀、さび♀)も家族に。
第101話「まだまだうめぼし」
第102話「ゆずれない」
第103話「ストップ再利用」
第104話「きづかれる」
第105話「いま?」
第106話「あっというま」
第107話「のまない」
第108話「つけない」
第109話「つかない」
第110話「ドライブスルー」
第111話「るすでん」
第112話「リフォーム」
第113話「かいかえる」
第114話「ピンク!」
第115話「足元注意」
第116話「にらまれる」
第117話「さがしもの」
第118話「こっせつ_その後」
第119話「はかない」
第120話「猫の手」
第121話「やればできる」
第122話「あっとうされる」
第123話「おしまくる」
第124話「ゆだんする」
第125話「いただく」
第126話「たべない」
第127話「いるやつ」
第128話「さむい」
第129話「きこえてる?」
第130話「いぞんする」
第131話「はいらない」
第132話「おかないで」
第133話「つける」
第134話「はなせる?」
第135話「あじみする」
第136話「きになる」
第137話「すいてた」
第138話「のばされる」
第139話「とほうにくれる」
第140話「にっこうよく」
第141話「おさまる」
第142話「みせにくる」
第143話「おこられる」
第144話「ぜんぶだす」
第145話「あてはまる」
第146話「みえる」
第147話「ハマる〈ちらしずし編〉」
第148話「 ねている」
第149話「にている」
第150話「週末の恋人」
第151話「みせつける」
第152話「かくす」
第153話「にぶい
第154話「れんしゅうする」
第155話「みつける」
第156話「メッセージ」
第157話 「どうしても」
第158話「いうべきか」
第159話「わかる」
第160話「なくさない」
第161話「かえる」
第162話「こまかい」
第163話「たいふう」
第164話「きゅうきゅう-その1」
第165話「きゅうきゅう-その2」
第166話「きゅうきゅう-その3」
第167話「まねする」
第168話「きえる」
第169話「ひさしぶり」
第170話「おとなになる」
第171話「はがき」