進化系《オーブントースター》注目のリベイク機能で冷凍パンもカリッ&フワッと焼き立てに!最新トレンドや選び方を家電の達人が厳選
ここ数年でオーブントースターが進化している。中でも今注目なのが、冷凍したパンでも焼き立てのように仕上げる“リベイク”機能だ。「ただ焼くだけ」ではない進化系オーブントースターのトレンドや選び方、おすすめ機種を家電ライターの田中真紀子さんに教えてもらった。
教えてくれた人
田中真紀子さん / 家電ライター
家電ライター/家電を生活者目線で分析し、雑誌やウェブで紹介する家電のスペシャリスト。特に白物家電・美容家電に詳しい。自宅には最新家電を中心に200以上を所有し、年間300以上の記事執筆・監修に携わる。テレビ・ラジオにも多数出演。公式HP https://makiko-beautifullife.com/
オーブントースターの最新トレンド
シニア世代の夫婦ふたり暮らしの場合、食パンを1斤買ってもなかなか食べ切れず、冷凍保存することもあるだろう。また、お惣菜パンを買ってきても冷めてしまうと焼き立ての食感が失われてしまう。
物価高騰でパンも安くないため、なるべくおいしく食べたい――そこで注目なのが「進化系オーブントースター」だ。従来のものとは、どう違うのだろうか。
「従来のオーブントースターは、タイマーや火力を3段階ほど設定するだけのシンプルなものが主流でした。パンをトーストするだけなら、それでもよいかもしれませんが、近年は高機能化が進んでいます。
『トースト』『クロワッサン』などパンの種類や焼き色、冷凍したパンのリベイク機能など、焼き方をより自分好みに選べるようになりました。ボタンひとつで自動的においしく仕上げるオートメニュー機能も進化し、時間や火力調整が難しいとされるクロワッサンやフランスパンなども焼き立て食感に仕上がるようになってきています」(田中さん・以下同)
「ただ焼く」だけではない、一歩進んだ使い方ができるのが進化系オーブントースターの魅力といえそうだ。中でも注目したいのは、冷凍したパンをおいしく焼き上げる機能。パンを焼き立ての状態に近づける“リベイク”(Re‐Bake)にこだわった新機種が増えている。
最新機種の選び方「使うシーンや焼き方など機能をチェック」
最新のオーブントースターを購入するなら、どんな使い方が多いのか、パンの焼き加減などの好みを考えて選ぶといいだろう。
冷凍パンやお惣菜のリベイクを使いたい
「冷凍パンのリベイク機能は、冷凍したパンをその都度おいしい状態で食べられるので、パンを食べ切れないシニア世帯にもおすすめです。
また、あんパンやクリームパンなど菓子パンにも対応しているものもあるので、日持ちがしないものは冷凍しておけば、フードロスを防ぐことにもつながりますね。
冷凍したパンを普通にトーストすると焼きムラができたり、表面だけは焼けても中は冷たいままだったりしがちです。冷凍のリベイク機能なら、最初に解凍に適した加熱を行ってから焼き上げるため、事前に解凍しなくてもおいしく焼き上がります。
また、冷めた揚げ物やカツサンドなどの惣菜パンなども中までしっかり温めながら衣を焦がさずカリッと仕上げられます」
最近のオーブントースターには、ヒーターだけでリベイクできるものや、過熱水蒸気で油を落としながらカラッと温められるものも増えてきていると、田中さん。
「シニア世代のひとり暮らし、夫婦ふたりのご家庭で、お惣菜を買ってきて食べている場合には、冷凍リベイク機能を搭載したオーブントースターがおすすめです」
中はしっとり、外はカリッとさせたいなら「高火力」タイプ
パンの内側はしっとり柔らかく、表面はカリッと焼き上げたいなら「高火力」タイプがおすすめだという。
「パンを低温で時間をかけて焼くと、焦げ目がつく頃には中の水分が抜けてパサパサしてしまいます。中をしっとり、外をカリッと焼くには、短時間で高温になる高火力タイプが最適です。水分を中に閉じ込めたまま、表面を香ばしく焼き上げます」
しっとり派は「スチーム機能」を
内側をよりしっとりさせたい場合は、「スチーム機能」付きを。
「オーブンにも使われている過熱水蒸気を利用した本格的なものもあります。100℃以上に加熱した水蒸気で、表面を包み込みつつ、内側にも十分な水分を保ちながら熱を加えることができるので、『パンを食べると口がパサつく』というかたには向いているかもしれません。ただし、スチーム機能を使うたびにタンクに水を入れるなど、使用時の給水やお手入れの手間は多少増えます」
内側までアツアツに焼き上げるなら「W赤外線」
「パンの内側までしっかり熱々に焼き上げたいなら、遠赤外線と近赤外線を両方使ったものを。近赤外線は内側、遠赤外線は外側に届きやすいため、内側まで温めやすくなります」
操作性やお手入れのしやすさもチェック
機能性に加えて、普段使いするものだけに操作やお手入れのしやすさもポイントだ。
直感的に操作できるか
高機能化が進んでいるが、シニア世代でも迷いなく使える工夫がされているかも、見ておきたい。
「進化系モデルは多機能化しているため、調理モードの選択肢が増えています。細かい字で書かれた取扱説明書を読み返さなくても、どのボタンがどの機能を表し、どう操作すればよいかが一目瞭然で分かるものが望ましいですね」
パンくずトレイや扉を外して洗えるか
基本的なお手入れのしやすさも、長く使う上で外せないポイントだ。
「庫内に落ちたパンくずは放置すると炭化し、発火につながる可能性もあります。パンくずトレイが取り外せるのはもちろん、扉まで外して洗えるものなら、お手入れしやすくおすすめです」
焼き上がりのおいしさはもちろん、操作が簡単でお手入れがしやすい進化型トースターを田中さんにピックアップしていただいた。
