猫が母になつきません 第488話「おばあさん」
おばあさんとして生きる…そんな日がもう目の前までやって来ていたとは。
年に2回出張でやってくる友人と地元の友人と3人で集まって食事をするのが恒例になっています。3人とも未婚で、母親との二人暮らしが長いということも共通していて話が合います。結婚している同年代の友人たちにはそろそろ孫が生まれて「ばあば」なんて呼ばれれている。そうすれば自然と「おばあさん」になっていくものなのでしょうか。
一般的には65歳以上の人を高齢者とするらしい。そこにはまだ達していないけれど、20代の認識では60歳はおばあさんなんだとか。そうだろうなー。自分も20代の時はそう思っていた気がする。東京から実家に戻ったときは40代だったけれど、あんなことやこんなことをしている間に気がついたらおばあさんになっていた。そもそも「大人」になれていたかどうかもあやしいのに。
80代の大家さんには「まだまだひよっこよ」と言われ、そちらの世界ではまだ若手なので、おばあさん初心者として修行はこれから。とりあえず席をゆずられたら感じよくお礼を言って座れるようになろうと思います。
作者プロフィール
nurarin(ぬらりん)/東京でデザイナーとして働いたのち、母と暮らすため地元に帰る。ゴミ屋敷を片付け、野良の母猫に託された猫二匹(わび♀、さび♀)も一緒に暮らしていたが、帰って12年目に母が亡くなる。猫も今はさびだけ。実家を売却後60年近く前に建てられた海が見える平屋に引越し、草ボーボーの庭を楽園に変えようと奮闘中(←賃貸なので制限あり)。
