《天皇ご一家と上皇ご夫妻の交流を振り返る》愛子さまと初めての夏休みで浜辺を散策 卒寿を祝うコンサートで“ご一家集合”も
2025年2月23日に65歳の誕生日を迎えられた天皇陛下。雅子さまと結婚され、新たな家庭を築いてからも、上皇ご夫妻と交流されるご様子はメディアでもたびたび報じられてきた。それらの中からご家族の“絆”が感じられるシーンを振り返る。
天皇皇后両陛下の結婚式「幸せに過ごしている様子をうれしく思う」
1993年6月9日に結婚式を挙げられた天皇皇后両陛下(当時は皇太子ご夫妻)。オープンカーで移動する、ご成婚パレードを約19万人が見守った。
この時、上皇ご夫妻との写真撮影の際、美智子さまがお召しになっていたティアラは、現在は雅子さまが受け継がれており、今年の元日に行われた「新年祝賀の儀」や2019年11月の天皇陛下の即位を祝うパレード「祝賀御列の儀」でもお召しになっていた。
同年12月、還暦を迎えられたお誕生日の会見で上皇さまは、天皇ご夫妻の結婚について「結婚後、二人が幸せに過ごしている様子をうれしく思っています。国民の祝福を受けて結婚したことを、心にとどめ、今後の務めを果たしていくよう願っています」と述べられた。
愛子さまご誕生に「役に立つことがあればうれしく思います」
2001年12月、愛子さまが誕生され、世間が祝福ムードに沸いた。愛子さまが誕生される約2か月前、美智子さまは「こう育ってほしいという願いがあるか」という質問に、文章で回答されている。
「時がくれば、東宮や東宮妃が、まず両親としての願いを語るでしょう。それで十分だと思います。私自身は、きっと秋篠宮家の二人の子どもたちの誕生の時と同じく、『よく来てくれて』と迎えるだけで、胸が一杯になると思います」
また、天皇皇后両陛下へのアドバイスについては「私の子どもたちが生まれた頃から時代も大きく変わっており、助言という程のことはできませんが、私が何か役に立つことがあればうれしく思います」と述べられた。
天皇ご一家、秋篠宮家、上皇ご夫妻でご旅行も
2002年8月、須崎御用邸でのご静養で、天皇ご一家(当時は皇太子ご夫妻)と秋篠宮ご一家の3家族で浜辺を散策された上皇ご夫妻(当時は天皇皇后両陛下)。海藻を拾うなど、生後8か月の愛子さまと初めての夏休みを過ごされた。
同年、美智子さまのお誕生日に公開された文書で「敬宮(愛子さま)の誕生は、東宮、東宮妃はもとより、家族の皆にとり、大きな喜びであり、その誕生を多くの方々が祝って下さったことで、喜びはさらに大きなものとなりました。一家の中での変化は、やはり東宮御所がにぎやかになったことでしょうか」と綴られ、愛子さまの誕生を喜ばれていた。
卒寿を祝う音楽コンサートで“ご家族が大集合”
2024年7月10日に、上皇ご夫妻の「卒寿」を祝う音楽会が皇居のホール、桃華楽堂で開かれ、天皇ご一家、秋篠宮ご夫妻と佳子さま、上皇ご夫妻の長女・黒田清子さん夫妻も出席された。皇族ご一家が“大集合”の中、演奏会を楽しまれた。
音楽好きでも知られる上皇ご夫妻。美智子さまはピアノやハープを、上皇さまはチェロを演奏される。天皇陛下はビオラを弾かれる。愛子さまは上皇さまと同じ、チェロを選ばれた。
孫に受け継がれている音楽という共通の趣味からも、“家族の繋がり”を感じさせる。
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