緩和ケアや看取りも対応 建物内にデイサービスを併設している住宅型有料老人ホームが『エクラシア武蔵村山』が開設【東京都武蔵村山市】
自立した生活を維持できるように健康チェックや入浴、食事などをサポートするデイサービス。最近ではデイサービス併設型の老人ホームも増えつつある。そこで、昨年12月、東京都・武蔵村山市で併設型の有料老人ホーム『エクラシア武蔵村山』が開設されたのでご紹介する。
自宅同様にデイサービスが利用できる住宅型有料老人ホーム
首都圏を中心に総合福祉事業を展開しているエクラシア(※1)。2024年12月に96棟目としてオープンしたのが住宅型有料老人ホーム『エクラシア武蔵村山』だ。
『エクラシア武蔵村山』は東京都武蔵村山市にあり、デイサービスを併設。食事や入浴、レクリエーションなどの介護サービスを利用しながら安心して暮らせる。
西武拝島線の西武立川駅からバスで15分。三ツ藤停留所を下車して徒歩1分の場所にある。
徒歩圏内にイオンモールといった大型ショッピングモールや、郵便局、コンビニ、病院があり、家族や知り合いが面会のためアクセスしやすいのも魅力の1つだ。
また、カタクリの群生地やホタルの生息地として有名な都立最大の都市公園である野山北・六道山公園があり、リラックスできる環境も整っている。
24時間365日体制で介護スタッフが対応
『エクラシア武蔵村山』では介護スタッフが24時間体制で入居者をサポート。部屋を毎日訪問し生活相談や安否確認を行う。体調に変化があった場合は連絡があるため、家族も安心だ。
70室ある部屋は全て約17平方メートルの広さがある個室で、プライバシーに配慮した設計になっている。普段着や自宅にある物を持ち込めるのも嬉しいポイント。
居室内には、トイレや洗面所、クローゼット、スプリンクラー、ナースコールなどが完備。介護用ベッドを使用することも可能(要相談)。廊下やトイレには手すりを設置。車椅子でも安心して移動できる設計となっている。
共有スペースは、日差しが差し込む明るく広々とした空間で入居者同士の交流もしやすい。
食事は管理栄養士が作成し、栄養面とおいしさにも配慮。嚥下機能に合わせてとろみ食やきざみ食に対応。館内の1階には食堂もある。
館内にデイサービスセンターがあり、入浴や食事、排せつ介助、機能訓練、レクリエーションなどのサービスを受けることができる。
また、協力医療機関や介護サービス事業所と連携して、介護と医療の両面で入居者の暮らしを支える。
身寄りがない場合や認知症の症状がある人だけでなく、糖尿病や心臓病、がん末期患者、パーキンソン病など常時医療行為が必要な人でも入居が可能。緩和ケアや看取りにも対応している。
高齢者人口の増加とともに安心して暮らせる住まいへの需要は高まる一方だ。介護サービスを受けながら自宅と同じような暮らしができる住宅型有料老人ホームも1つの選択肢になるだろう。
※1:2025年3月1日、グループ会社合併によりエクラシアHDから社名変更
【データ】
『エクラシア武蔵村山』
開設日:2024年12月2日
施設タイプ:住宅型有料老人ホーム+デイサービス
住所:東京都武蔵村山市三ツ藤2-42-1
料金:入居金:13.5万円/月額:15.3万円(家賃、共益費)
※外出付き添いのサービスなどは別途
※要事前相談で施設見学も可能
※エクラシアの発表したプレスリリース(2024年11月29日)を元に記事を作成
写真/エクラシア提供 構成・文/松藤浩一
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