「LINEのやりとりでモヤっ!」SNS上の人づきあいで悩みを抱えやすい人の特徴を専門家が解説
いまや年齢に関係なく、SNSを介してのコミュニケーションが当たり前になっているが、相手とやり取りとりでモヤモヤっとした経験はないだろうか。心理カウンセラーのPocheさんはモヤる人には3つの特徴があるという、どんな特徴があるのか教えてもらったのでご紹介する。
教えてくれた人
Pocheさん/心理カウンセラー
人間関係、親子問題、機能不全家族が専門。2021年より悩みを抱えた人たちに「気づき」を得てもらうのを目的にSNS「X」を開始。フォロワー数約8万人。著書に『SNSのモヤモヤとの上手なつきあい方』(あさ出版)など多数。
SNSでの“人づきあい”に関する相談が増えている理由
コロナ禍以降、SNSでの“人づきあい”に関する相談が増えていると心理カウンセラーのPoche(ポッシュ)さん。その背景をこう語る。
「緊急事態宣言で人に会う機会が制限されました。そんな中でも、人とつながりたいと望む人たちのニーズを満たしてくれたのがSNSです。利用者の増加で問題に直面する人も増えたというわけです」
SNSは対面せずに人とつながれる便利なツールだが、会って話すのと違い、細かなニュアンスが読み取れない分、誤解が生じやすい。文章の長短から相手の真意を深読みし、不安や怒りを抱えるケースが多いという。
悩むくらいなら使わなければいいのかもしれないが、いまやSNSの利用者は1億200万人(※)。今後も増えるとされている中で、使うなという方が難しい。Pocheさん曰く、SNSでモヤモヤしやすい人には3つの特徴があるという。まずはどんな人がモヤりやすいのか見てみよう。
※総務省『情報通信白書』(令和5年版)より
SNSでモヤりやすい人の特徴3「当てはまる人は要注意」
「下の3つの気質を持つ人は、SNSでのコミュニケーションにおいて悩みを抱えやすい傾向にあります。不安になったら、相手より自分の味方になって考えてみてください」(Poche・以下同)
【1】穏やかな人、やさしい人は狙われる
「SNSで人を傷つける人ほど、自分が傷つけられるのを嫌います。だからこそ、穏やかでやさしく、反発してこなさそうな人を選んで、攻撃的なメッセージを送ってきます」。
狙われたら、ブロックするなどして身を守ろう。
【2】空気が読める人ほど自分に気遣いを!
「空気が読める人ほど相手のメッセージを深読みしたり、相手が会話を楽しめているかが気になるため、SNSがストレスになりがち。プライベートでは自分が楽しめる相手とだけやり取りしましょう」
【3】 つきあう人数が多い人は少し整理を
「人と接する機会が多い人ほど、悩みも多くなります。誰とでもつながれるのがSNSのメリットですが、特にプライベートでは、つきあう人数を整理することも必要です」
いまさら聞けない主なSNSの種類と特徴
あなたはどれが合っている?
主なSNSは左の4種類。LINEは基本的に面識がある相手とのやり取りに、ほかの3つは面識がない相手とも交流でき、不特定多数の人に発信されるのが大きな特徴だ。
1. LINE(ライン)
日本のスマホ所有者の約9割が使用
国内利用者数は最多。メッセージ、電話、ビデオ電話機能、画像ファイルの送信などができ、メールや電話の代替手段に。迷ったらまずはLINEから始めよう。
2. Facebook(フェイスブック)
実名での交流が基本
登録したユーザー同士で交流できる。実名での登録が原則とされているため、昔の友達も探せる。レストランのHP代わりなど、ビジネスでの活用が比較的多い。
3. Instagram(インスタグラム)
リア充&映え写真ならここで
写真投稿がメイン。見栄えのよい写真に多くの「いいね」がつくことから、ファッション、グルメ、美容関係の投稿が目立つ。
4. X(エックス)
1回の投稿は140字まで
情報の拡散に強い。ポスト(投稿)に対してのリプライ(返信)、リポスト(他者の投稿を再投稿)機能があり、発信するだけでなくユーザー同士で交流もできる。
取材・文/鳥居優美 イラスト/サヲリブラウン
※女性セブン2024年5月30日号
https://josei7.com/
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