市場が拡大中の「冷凍食品」魚料理を実食ランキング 1位は大戸屋のさばの味噌煮！
冷凍食品と聞くと、揚げ物などを想像するが「魚」の冷凍食品も数多く販売している。「絶妙な調味にごはんが止まらない」とファンも多い。面倒な煮つけも温めるだけで食べられるのも人気の秘密だ。そこで、食プロに数ある「魚食品」を実食＆採点してベスト5位を作成してもらった。是非、今晩のおかずの参考にして欲しい。
私たちが食べ比べました！
山本純子さん／冷凍食品ジャーナリスト
冷凍食品の報道に携わって41年。最新の商品動向から業界の裏話まで知り尽くす。
脇元かな子さん／「空花」 料理長
神谷町と鎌倉長谷にある日本料理店はどちらも素材の良さを生かした料理で評判に。
宮田俊介さん／「なかの中華！Sai」オーナーシェフ
新鮮な魚介を使った繊細な味わいが人気の広東料理店シェフ。ビブグルマンに選出。
前田好彦さん／「ロベルト」 オーナーシェフ
飯田橋にある知る人ぞ知る、イタリアンの隠れ家的名店のシェフ。ビブグルマンに選出。
【審査方法】
各商品を識者4名で審査。部門によって異なる3つの観点からそれぞれ10点満点で採点し、各平均点の合計を「総合的なおいしさ」として順位を出した。※品切れやパッケージ変更の場合もあります。価格はすべて編集部調べ（10月1日現在）。
※コメントの（山）は山本純子さん、（脇）は脇元かな子さん、（宮）は宮田俊介さん、（前）は前田好彦さんを示します。
冷凍食品「魚」部門BEST5！
【5位】にんべん 至福の一菜 銀だら煮付け （140g／972円）
★食のプロ評価 16.8点 食材7 味付け5.3 コスパ4.5
甘みが強すぎ魚の旨みがぼやける
「甘ったるくぼやけた味」（脇）。「後味がよくない」（宮）。「甘みが魚の味を消す」（前）。「だしはいいがコスパは厳しい」（山）。
【4位】にんべん 至福の一菜さば味噌煮 （145g／648円）
★食のプロ評価 17.8点 食材7.5 味付け5.5 コスパ4.8
だし重視がかえって裏目に？
「甘みが強すぎる」（脇）。「さばのよさがでていない」（前）。「だし感重視でみそ煮本来の味から外れている」（山）。
【3位】仙令平庄 凍眠市場さば味噌煮（2切れ／628円）
★食のプロ評価 19点 食材7 味付け6 コスパ6
国産さば使用だが塩味はやや強め
「もう少し塩味控えめがいい」（前）。「真空パックなので仕方がないが見た目がいまひとつで残念」（山）。
【2位】銀座大志満 銀鱈の西京焼約（70g／999円）
★食のプロ評価 22.8点 食材8 味付け8 コスパ6.8
家ではできない老舗の味が見事に再現
「家でこのクオリティが食べられるのはすごい」（脇）。「味も風味もとてもいい」（宮）。「西京みその風味と香ばしさ、また銀だらのふっくらさもでていた」（前）。
【1位】大戸屋 さば味噌煮（1枚／518円）
★食のプロ評価 23点 食材7.8 味付け7.5 コスパ7.7
ボリュームあるさばに間違いのない甘みそがトロリ
「食べやすく見た目もいい」（脇）。「半身の迫力がすごい。バランスのいい味」（宮）。「さばも崩れることなく上手に調理されている」（前）。「甘めだけど好きな味。欲を言えばもう少し煮込み感があれば」（山）。
撮影／深澤慎平
※女性セブン2022年11月10・17日号
https://josei7.com/
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