マスク生活が招く肌の乾燥対策 美肌のために今日からできる3つのこと【皮膚科医監修】
コロナの影響で必要不可欠になったマスクですが、銀座ケイスキンクリニック・院長の慶田さんは、マスク生活は肌の乾燥を助長させる。と指摘します。そこで、今すぐ始められるケア方法と、さらに、近年話題になっている「マスク老け」の対策術もご紹介します。
コロナ禍のマスク生活が肌の乾燥を助長
「不織布のマスクをした状態は、油取り紙をつけ続けているのと同じで、油分も水分も奪われ続けています。許される場所では綿やシルクなどのマスクをつけ、保湿を徹底させましょう」(慶田さん・以下同)
1.スキンケア成分は食べて摂取する時代へ
コロナ禍のマスク生活で保湿の重要性が指摘されたが、そのやり方としてインナーケアもおすすめだという。
「肌の潤いを維持するヒアルロン酸やセラミドは、化粧品として肌に塗るだけでなく、サプリメントで摂って、体の中からも潤いを与えましょう」。
2.強すぎるフェイスマッサージはたるみを助長させる
たるみ対策にとマッサージをする人が多いが、実はこれが逆効果の場合も。
「加齢とともに顔面のじん帯は衰え、ゆるみます。これがたるみの原因に。強すぎるマッサージは、このじん帯をさらに伸ばしてしまい、たるみを助長させます。むくみ対策として、リンパを流す程度ならOKですが、強い力で行っているなら、すぐにやめましょう」。
3.アンチエイジングホルモンを増やすには運動が大切!
「ウオーキングや筋トレなどの運動をすると、血流がよくなり、体を再生させる酸素や栄養成分が毛細血管まで届くので、肌ツヤがよくなります。
もそも、筋肉が減るとアンチエイジングホルモン(成長ホルモン)が分泌されづらくなるため、運動は若さを保つためにも大切。特に猫背の人は、顔の支持組織がゆるんでたるみやすくなるので、姿勢を保持するための体幹を鍛えましょう」
教えてくれた人
慶田朋子さん/銀座ケイスキンクリニック・院長
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。『実は老化を加速!女医が教える、やってはいけない美容法33』(小学館)など著書多数。
取材・文/佐々木めぐみ、鳥居優美
※女性セブン2022年1月20・27日号
https://josei7.com/