100均折り紙で簡単”ちぎり絵”始めませんか?シニアにおすすめ趣味講座
特別な道具を使わずに、味のある絵手紙が作れる“ちぎり絵”が今、話題だ。100均折り紙でも作ることができて、パーツは「丸」と「直線」だけという簡単な”モダンちぎり絵”を、人気のちぎり絵作家・ウメチギリさんが教えてくれました。大切な人への季節のあいさつやメッセージを、ちぎり絵とともにはがきにしたためて送ってみませんか?
ちぎり絵の作り方を人気作家が指南
はさみを使わず、誰でも気軽にできて、指先を使うから脳トレにもよいちぎり絵。
「きれいにちぎれなくても、それが味わいになりますから、失敗がありません」(ウメチギリさん・以下同)
すぐできる花の図案も紹介します。早速始めてみましょう!
【準備するもの】
●折り紙
無地はもちろん、千代紙や包装紙など、柄があるものも使うとかわいい。
●はがき
紙質は、のりが接着できるものなら、どんなものでもお好みでOK。
●のり
通常はでんぷんのりを使うが、初心者はスティックタイプが使いやすい。
●ピンセット
細かいパーツをつまむときに便利。つまようじでも代用可能。
●ペン
太さのあるペンや先が細い筆状のペンを使うと、字にも表情が出ておすすめ。
基本の作り方
【1】ちぎる
図案と同じくらいの大きさにパーツをちぎる。ちぎり方のポイントは下方に記載。
【2】仮置きする
ちぎったパーツをはがきの上に置いて、大きさや位置を確認。
【3】のりづけ
のりを塗って貼っていく。細かいパーツはのりにのせてつけるとやりやすい。
【4】貼る
仮置きで確認した位置にパーツを貼っていく。
ちぎり絵のポイント
ちぎり方は「直線」「曲線」の2種類だけ!
●直線ちぎり
折り目をつけて両手で割くようにちぎる。長細いパーツは途中で切れてしまっても、はがきに貼ればつながって見える。
●曲線ちぎり
「直線と曲線のちぎり方を覚えれば、どんな図案も作れます」(ウメチギリさん・以下同)
丸、四角、三角がすべての図案のベース
「例えば、“木”は丸と細い長方形、“家”は三角と正方形。慣れないうちは、どんな図案も、丸、四角、三角のいずれかにあてはめて、作ってみましょう」
細い線は貼らずに描けばOK
「細い線など、ちぎるのが難しい部分は、ペンを使って描き足します」。風船のひもなどは、シャープペンシルで描くのがおすすめ。
細かいパーツどうしは先に貼り合わせる
今回の図案の花の芯のように、細かい部分は、パーツどうしを貼り合わせてから、大きいパーツに貼る。ピンセットを使うと便利。
ちぎり絵の図案…単体でも組み合わせてもアレンジ自在
「図案をもとにポピーと菜の花のパーツをちぎり、アレンジしてみましょう」。これを形の目安にして、見ながらちぎってみましょう!
ちぎり絵の完成例を参考に作ってみよう!
形が一つひとつ違うのも個性。いくつか並べて動きを出してもOK。
一輪だけでも存在感が際立ちますよ。
教えてくれた人
ちぎり絵作家 ウメチギリさん
NHKまる得マガジン『思いのままに“自分流”ちぎり絵』の講師を務めた、山形県在住のちぎり絵作家。オリジナルのちぎり絵で様々な作品を発表している。
https://umetigiri.com/
撮影/村尾香織
※女性セブン2021年4月8日号
https://josei7.com/
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