80才の美容家「1人の朝食も贅沢な時間に」【喜寿でも元気でキレイな人の食習慣】
年を重ねてもパワーに溢れ、輝き続ける女性がいる。その共通点は「我が、まま」。自分の心と体にしっかりと向き合い、耳を傾けてきた結果、たどり着いた食事法とは?
長い間、美容業界の第一線で活躍し続けてきた川邉サチコさん(80才)の食生活を紹介する。
1人の朝食もスタイルにこだわって贅沢な時間を過ごす
現在は自身のサロンで、さまざまな悩みを抱える女性の、ファッションや美容、メンタルの意識改革を行っている。
「美容って、実はエネルギーをあげる職業。仕事のあとはとても体力を消耗するの。だから常にエネルギーを蓄えるよう心掛けているのよ」
運動をすることや、外に出て情報収集することも大切だが、中でも朝食は一番大切にしている時間だという。
「毎日1人の朝食でも、テーブルセッティングは必ずしています。1人だからこそ、自分で自分を楽しませなくっちゃ、と思っているの」
そんな気になるある日の朝食のメニューは、 丸ごと温野菜(バーニャカウダーソース)、 黒パンなど3種、チーズ、ヨーグルト(ドライフルーツ入り)だ。
若い頃はとにかく忙しく、食に関しては無頓着。その後、更年期で不調が出始めると、知人の勧めでオーガニックにハマった時期もあったという。
「体にいいとわかっていても、あれもこれも食べちゃダメという考え方がかなりストレスになってしまって。今は私なりのスタイルで、まず“食事を楽しむ”ことを心がけています。 そして、自分の“舌に合うもの”を選んでいるわね。だって口に合わないものを食べて、体にいいとはとても思えないし、誰も私の体に責任をとってはくれないでしょ」
元気のヒケツ
おからパウダー、レンズ豆、ちりめん、グラノーラ、コラーゲンなどをヨーグルトに入れる。塩やみそなどの調味料は原料と味にこだわっている。
【プロフィール】
美容家・川邉サチコさん(80才)
●1938年生まれ。三宅一生、ディオールなどのコレクションでヘアメイキャップアーティストとして活躍。現在は美容研究所「KAWABE LAB」を娘のちがやさんとともに運営。
撮影/阿部健太郎
※女性セブン2018年5月24日号
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