母の日は“聞く”をプレゼント!親が話したいこと「母は家庭」「父は仕事」
毎年、母の日に何を贈ろうかと悩む人も多いはず。定番の花やお菓子はありきたりだし、高齢になった親から「もう、欲しいものはない」と言われ、困ってしまうこともあるかもしれない。
母の日(5月13日)を前に、この度、興味深い調査結果が報告された。
母は家族を、父は仕事を語りたい
親のための自分史サービス『親の雑誌』の制作、販売を行っている株式会社こころみが、「自分史」の制作を通じて行った親へのメインインタビュー(※)を話題ごとの文章量で定量的に計測したデータによると、女性が語る話題の比率は、1位が家族(子・孫・家)で、男性は仕事であることがわかったのだ。
また、女性が「配偶者」よりも「家族」の話題を語る傾向があるのに対し、男性は「家族」よりも「配偶者」の話題を語る割合が高いことから、女性(母親)がいかに、子、孫、家を思い、生きてきたのかが読み取れる。
男女共通するのは、人生約70年~90年の話のうち、前半(20歳過ぎまで)の話題が、約4割にのぼっているということだ(「生い立ち」、「戦争体験」、「学生時代」の合計が、男性は36.2%、女性は36.1%)。青春時代の記憶は、人生後半になっても、色濃く残っているということなのだろう。
調査を行った株式会社こころみ代表・神山晃男氏によると、実際のインタビューでは、家族への思いを熱く語る母親はとても多く、数字以上に、普段いかに夫や子ども達のことを考えているかに気づかされるという。
同社は、平成27年5月より“親の自分史や思い出”を1つにまとめた「親の雑誌」の発行サービスを展開。子どもから親へのプレゼントとして好評を得て、今までに60歳から105歳の男女、約600人以上の“個人史”を手掛けている。“親の自分史”の製作を通して、親と子・孫との家族間コミュニケーションが生まれるという。
「親に人生を語ってもらい、それを親身に“聞く”」。
それは、母の日の贈り物の、新しいかたちになるかもしれない。
今年の母の日は、”もの”より”こと”のプレゼントを。
※:メインインタビュー/「親の雑誌」の製作過程で、高齢者の話を「聞く」プロが行うインタビュー。親の生まれから現在までを順番に、本人の希望に沿いながら、話したい話題を聞いていくもの
【データ】
株式会社こころみ
住所:〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-9-15 広尾宮田アネックスビル3階
お問い合わせ:0120-042-488(平日9時~18時)
公式サイト:http://tsunagariplus.cocolomi.net/oyanozasshi/
『親の雑誌』概要
料金:194400円(税込み)~
仕様:全20ページ、フルカラーの雑誌5冊
※雑誌は1冊につき2700円(税込み)で増刷可能。東京都23区以外への取材には、別途出張経費(交通費等)必要。
※5月7日申し込み分まで、「母の日プレゼントキャンペーン」を実施中
詳細はHPを参照:https://tsunagariplus.cocolomi.net/oyanozasshi_mother/
取材・文/本上夕貴
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