兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし「第52回 おうちでZoom」
雑誌などの取材、原稿執筆などを生業としているツガエマナミコさんは、若年性認知症を患う兄と2人暮らしをしている。コロナ禍では、ほぼ家でのみ生活する兄との時間にも変化があったという。今回は、ツガエさんの新たなチャンレジとそれを見守る兄のお話だ。
「明るく、時にシュールに」、でも前向きに認知症を考えます。

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文明の力「WEB会議システム」を導入
我が家ではときどき玄関に常備している男物のサンダルが、ひとりでにベランダやリビングのゴミ箱に移動するという怪奇現象が見られます。兄は「え~、いつの間に?」と驚いておりますが、わたくしはもうその程度のことには動じなくなりました。ツガエでございます。
新型ウイルスは、人々の生活からいろいろなものを奪いましたが、日常の当たり前がいかにありがたかったかを知れたのは収穫だったのではないでしょうか。そして、わたくしにとりましてはZoom(WEB会議サービス)という文明の力を得たことが大きな変化でございました。
思えば原稿用紙手書きから始まったフリーライター生活でございます。その後ワープロ