水道工事なしですぐ使える『食器洗い乾燥機』がおうち時間の救世主に!
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、家で過ごす時間が増えた。特に、子育て世帯は休校の影響で保護者も在宅時間が増え、家事負担も増加している。そんな中、時短家電として問い合わせがにわかに増加しているのが、水道工事なしですぐに使えるシロカの『食器洗い乾燥機(SS-M151)』だ――。
すぐに使える工事不要の食洗機
シロカの『食器洗い乾燥機』は2019年9月に発売された商品。自宅で過ごす時間が増え、家事負担を少しでも軽減したいと考えている人の救世主としていま、改めて注目を集めている。
実は、シロカが食洗機を発売するのはこの商品が初めて。すでに食洗機を販売している大手メーカーに勝負を挑むために、設置工事不要ですぐに使えるものを開発することに決めたのだという。
というのも、これまでの食洗機はキッチンにあらかじめ備え付けてあるビルトインタイプでなければ、分岐水栓機能のための水道工事が必要なものがほとんどだったからだ。そのため、購入してもすぐに使えない、賃貸住宅で工事ができないという理由で、購買意欲はあるものの尻込みしてしまう家庭も多かった。シロカではそこに目をつけ、タンクに直接水を入れて使用できるタンク給水機能と従来の分岐水栓機能の2WAY式で選べるような商品を作ろうということになった。
カレー皿の頑固な汚れもピカピカに
商品の構想はできたものの、なんといっても食洗機を開発するのは初めて。他社のものを購入し、実際に使ってみるところから開発はスタートした。そんな中で、開発担当者がまず考えたのは洗浄力を上げる方法だ。カレーを食べた後の皿など頑固な汚れを落とすために、360度回転するノズルを上下に設置して放射状に洗浄水を噴射するという設計に。洗浄水を噴射する時間や水圧、どの角度で洗浄水を噴射させればより洗浄力を上げられるかのテストに多くの時間を要した。
「炊飯器や鍋といった調理家電の開発過程で食品をたくさん食べることはありますが、食洗機の開発においてもカレーをたくさん食べることになるとは思いませんでした」
と、開発部の小川大助さんは笑って話してくれた。
わずか5Lで洗浄。手洗いの7分の1の節水に!
おおよそ家族3人分、最大16点の食器類が洗浄可能。
また、節水というのも『食器洗い乾燥機』の大きな特徴の1つだ。シロカの食洗機は約5Lの水で洗浄が可能。同じ量の食器を手洗いした場合は約35L必要だというから、手洗いの7分の1の節水となる。
発売後の反響は凄まじく、ひとり暮らしの学生、サラリーマン、ご家族、お年寄りとターゲットを問わずさまざまなかたに評判だという。
タンクに水を入れて使えるため、置く場所を選ばずキッチン以外に設置することもできることから、家族暮らしだけでなく、ひとり暮らしの人のニーズもあるという。もちろん、持ち家に引っ越した後に分岐水栓の工事を行うこともできる。持ち運びも可能なためキャンプに持参する人もいるというから驚きだ。時間をかけて調整した洗浄力に関しても、使った人からは「つけおきしなくてもピカピカになる」と喜びの声が届いているそうだ。
炊事が難儀という高齢者世帯にもおすすめな商品だろう。
データ
『食器洗い乾燥機(SS-M151)』シロカ
標準モードでの洗浄時間は約1時間30分。そのほかに念入り・おいそぎ・ソフトの3つの洗浄コースがある。
価格:4万9800円。
サイズ:幅42×奥行43.5×高さ43.5cm
※女性セブン2020年4月30日号
https://josei7.com/