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暮らし

「夜中におむつ替えで何度も起きる」悩みの声が続々!「夜間に特化した紙パンツ選びの重要性と対策」を専門家が解説

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 介護で紙パンツ・紙おむつを活用している読者の多くが、「夜間に何度か起きてしまい、細切れ睡眠」状態に悩んでいた――。アンケート調査から判明したリアルな悩みの声をもとに、夜間のおむつ替えによるケアの負担を減らすための対策を緊急リサーチ! 排泄ケアの専門家とともに、夜の排泄ケアに活用したい注目のアイテムに迫ります。

在宅介護は「夜の負担が大きい」

 在宅介護における紙パンツ・紙おむつ利用に関するアンケート調査※1を実施したところ、1407名が回答。とくに「夜間」におけるおむつ替えの深刻な悩みが数多く寄せられた。切実なその声をイラストやグラフとともに紹介していこう。

※1「介護ポストセブン」読者会員組織「介護のなかま」アンケート調査より(n=1407)。

夜間のおむつ替え、リアルな悩みとは?

 読者の声で多かったのは、「夜間、排泄の失敗の後始末が大変」というもの。

「体の大きな父親のおむつ替えはしんどく、就寝中にモレてしまったときの掃除や洗濯で翌朝はぐったり」(60代女性)、「夜中にシーツやベッドパットにモレた排泄物の処理に追われ大変。本人はごめんなさいを繰り返すばかりで辛かった」(60代女性)、「一度起きるとなかなか寝つけない」(60代女性)など、夜間の排泄ケアの負担の大きさが窺える。

 加えて夜間に何度も起きてしまうという悩みも多かった。

「深夜の介助後は、なかなか寝つけなくなる」(40代女性)、「お互い夜中に起きて熟睡できていないせいで、ギスギスしてしまう」(50代男性)、「深夜に数回起きておむつ替えの対応していたときは、鬱っぽくなっていました」(60代女性)と、まとまった時間眠れていないことで心身ともに疲弊してしまい翌日の生活にも支障をきたしている悩みも多かった。

 また、「夜に起こしてしまうのが忍びなく、排泄介助で娘の睡眠時間を奪っていることが申し訳ない」(90代女性)、「お互いのことが気になって、夜中や早朝に目が覚めてしまう」(40代女性)、「失敗したときは悲しい顔をするのが切なかった」(50代女性)などの意見もあり、相手への気づかいや優しさから、お互いストレスをためてしまっていることも多いようだ。

夜間に排泄の失敗の片付けで翌日寝不足…

モレや失敗が気になってお互い安眠できない!

 大王製紙が実施した「睡眠と介護」調査(※2)によると、6割以上の人が介護中の寝不足を実感しており、介護者・被介護者ともに半数以上が、睡眠中に2回以上起きる「細切れ睡眠」に悩んでいるという結果も。細切れ睡眠による睡眠の質の低下は深刻といえそうだ。

※2 大王製紙では“介護をする人も、介護を受ける人も、どちらも朝まで安心して眠れるように”という想いのもと、「一緒に、いい朝をむかえよう。」プロジェクトを始動した。そして始動にあたり、介護者400名、被介護者313名、介護をしない一般層200名の計913名を対象に、「睡眠と介護」に関するインターネット調査を実施。

「夜間の排泄ケア」の課題や重要性を専門家が解説

 おむつ替えなど排泄ケアによる夜間の負担や睡眠の問題を解消するにはどうしたらいいのか、どんなタイプを選んだらいいのか、専門家に話を伺った。

教えてくれた人

皮膚・排泄ケア特定認定看護師・浦田克美さん

看護師として働きながら、おむつの正しい選び方や使い方など介護に役立つ情報を発信中。共著『褥瘡ケアのプロになる 看護の技とおむつケア』(医学と看護社)。YouTube「チャンネルはぴなぴ」では排泄ケアやおむつの解説動画を配信。千葉・松戸市のビジネスコンテスト(2024年3月)に応募した『ドラックストアで健康維持!メディカルナースのふっとおむつ相談』が優秀賞を受賞。

「紙パンツや紙おむつを必要とする高齢の入院患者さんは年々増えています。そんな中で、看護師が勤務中にかなり時間を割いているのがおむつ替えなどの排泄ケアなんですよ」と話すのは、皮膚・排泄ケア特定認定看護師の浦田克美さんだ。

「夜間は人員も減りますし、ナースコールが頻繁に鳴り、急いでおむつ替えやトイレ介助に駆けつける。医療現場でも夜間の睡眠が乱れている人が多い。これは、在宅介護でも同様だと思います。

 排泄ケアに『待った!』はありません。食事や着替え、入浴などの時間は介護をする側の都合で時間を調整することはできても、『排尿を10分後にして』というわけにはいきませんから…。

 睡眠は本来、介護をする人も受ける人にも休息の時間。お互いの安眠のためにも、夜間のおむつ選びは重要だと思います」

夜間の負担を減らすには「夜用のおむつを選ぶ手も」

「医療現場ではテープ式の紙おむつにパッドを装着して利用していることが多いですが、自分である程度動けるかたには、紙パンツを使っていただいています。

 我々も患者さんには睡眠中いかに快適に過ごしていただけるか、長時間心地よく着用していただけるおむつの活用方法を日々試行錯誤しています。注視しているのは吸収力とモレにくさです」と浦田さん。

「睡眠中には抗利尿ホルモンが分泌され、尿は出にくい状態になっているのですが、加齢とともにその働きが低下。また、日中脚にたまった水分(むくみ)が横になることで、上半身に戻ってきやすくなるため、夜間の排尿回数が増えてしまうのです。高齢になると頻尿になるのはこうした原因が考えられます。

 紙おむつや紙パンツを使う場合には、こうした高齢者の夜間頻尿をカバーできるものを、長時間肌に触れるため、ムレなどによる肌トラブルが起きにくい肌に優しいものを選びたいですね。

 また、寝ているときは、日中の体の動きとは異なり、仰向けや横向き、寝返りを打つなど、その人によって体勢もさまざまですから、紙パンツや紙おむつは、昼用・夜用で使い分けるのがいいと思います」

 そして質の良い睡眠を確保するためには、まず「安心できる吸収量」を選ぶことがポイント。そしてモレを防ぐためには、「正しいサイズを選び、適切に装着する」ことが大切だという。

 そこで注目なのが、大王製紙から新たに登場した夜用に特化した『アテント 夜1枚安心』シリーズだ。浦田さんに実際に試してもらいながら、その特徴をレポートする。

安眠のための高吸収量『夜1枚安心パンツ パッドなしでずっと快適」をお試し!

「健康な人の排尿量は1回150cc程度とされていますが、夜間は尿のたびにおむつ交換をするのはなかなか大変なので、排尿の量や回数にあった吸収量を、ゆとりを持って選んでおくといいでしょう。

 それほど排尿量は多くなくても回数が多い人や、夜中は大丈夫でも明け方にたくさん排尿がある人には、6~8回分の吸収量のあるタイプがあれば安心感がありますよね。

 吸収体の質が良く吸収量が多いものは、しっかりと尿を閉じ込めてくれます。おむつの表面に水分が戻ってしまうこともなく、肌ざわりがサラサラで排尿後の不快感も軽減されます。少しでも睡眠を妨げる要因を減らしておけるといいですよね」

 そこで実際に、『アテント 夜1枚安心パンツ パッドなしでずっと快適』を使って、吸水実験をしてみた。

背中側のモレを防止する画期的な構造

『アテント 夜1枚安心パンツ パッドなしでずっと快適』は、背中側にモレ出た尿を受け止めるポケット構造になっている。

「約8回分(1200cc)の吸収量は、かなりの大容量ですね。背中側にポケットを配置して尿をせき止める設計、これはとてもユニークな発想ですね。早速、実験してみましょう。

 まずは、約150ccの水を5回分(750cc)、たっぷりと含ませてみました。ぐんぐん水分を吸って膨らみますが、表面はサラッとしています」

「一気に排尿すると、背中側にジワーッと尿が染み出てしまうものも多いのですが、これはポケットの行き止まり部分で、ピタッと尿が留まっています」

「実際に着用してみると、吸収面にスリットが入っているので吸収効率もよさそうですね。肌を伝って尿が流れてしまうのを防ぎ、横向きに寝た状態で排尿しても安心といえるでしょう。

 上質な素材を使っているため、お尻全体がふわふわのコットンに包まれている感じ。心地よいはき心地も安眠につながる要素のひとつですね」

脚まわりからモレてしまう原因とは?

「夜間、一度の量はそれほど多くなく、2~3回程度というかたには、4回吸収量でも充分カバーできると思います。ただし、サイズ選びが間違っていたり、装着の仕方が間違っていたりすると、モレてしまう可能性があります」

 前述の「介護のなかま」の調査※1によると、紙パンツ・紙おむつの使用経験者のうち、7割近くが夜間にモレてしまった経験があり、モレた場所は「脚まわり」がトップ、次いで「背中側」、「お腹側」という結果に。

「要介護度が進んで運動量が減ると、脚がやせてくることが多く、ふっくらしたお腹にあわせて大きめのサイズを選ぶと、脚まわりがブカブカということも。

 また、寝返りを打つ際に股関節が動くことで、脚まわりに隙間ができてモレてしまうケースも。こうしたモレを防ぐには、脚まわりのギャザーをしっかりフィットさせることがポイントです」

脚まわりのモレ対策にはダブル構造のギャザーが安心!

『アテント 夜1枚安心パンツ はき心地すっきり』の脚まわりのギャザーをチェックしてみると――。

「二重構造のギャザーでモレをしっかり防ぐ設計になっていますね。ギャザーの強さやゴムの質感はちょうどいい感じ。このギャザーのゴムが強すぎることで肌トラブルを起こすかたも多いんです。

 こちらは、しっかりフィットしますが、キツすぎることもなく着脱もしやすいですね。薄型なので下着に近い感覚ではけて、パジャマの下でモタつかないのもポイント。

 ただし、Wブロックギャザーの効果をしっかり発揮させるために、装着時にしっかりフィットさせるひと手間が必要。モレを防ぐにはパッケージに明記されている着用方法をしっかり守ることが大切です」

寝返りをしても安心!ボクサータイプの「脚まわりロング丈」

「お尻から太ももをしっかり被うボクサータイプの紙パンツは、特に足まわりからのモレが気になる人にはおすすめ。寝返りをしてもモレにくい構造で、仰向けや横向きに寝ても、どちらも対応できるでしょう」

『アテント 夜1枚安心パンツ 脚まわりロング丈』は、「はき心地すっきり」タイプに比べ、8.5cmも丈が長い。

「おむつは、日中用のタイプは立ったり座ったり歩いたりと体の動きに合わせてフィットするようサポート力を重視して選びますが、夜用のものは、体をしめつけないふんわりしたフィット感のものが向いています。

 実際に着用してみると、ほどよいフィット感がありますが、肌触りはとてもやわらかい印象です。この形は、はいていて安心感があります」

夜には夜用の紙パンツを「質のいい睡眠で介護を笑顔に」

「数多くの商品の中から、体形や排泄の量や頻度、肌に合ったものを選ぶのはなかなか難しいですが、睡眠の悩みを解消するためには、夜間にどのくらいの排尿があるか、何回くらいなのか、何枚くらい使っているのか、改めてチェックして、夜間安心できるおむつ選びをしてほしいと思います」

今回紹介した夜用のアイテムを購入できる店舗を探してみよう!

「適切な紙パンツ・紙おむつ選びによって、夜間の負担が減る。ぐっすり眠れたら翌朝すっきり目覚めて、優しい気持ちで介護に向き合えるようになると思います。夜用のアイテムを活用して介護生活に笑顔が増えることを心から願っています」

 夜に着目した新たなおむつで睡眠の質を高め、介護する人も受ける人も、双方にとってよりよい介護を目指したい。

【データ】

『アテント 夜1枚安心パンツ パッドなしでずっと快適』

男女共用M・L 14枚 1980円(税抜き・編集部調べ)

■安心して夜を過ごせるアテント史上最高の1200ccの吸収量!

・現行品『アテント 夜1枚安心パンツ パッドなしでずっと快適』のパッケージをリニューアル!
・「アテント」の紙パンツ史上最高の吸収量(1200cc)で、約8回分しっかり吸収
・広範囲でモレをカバーする背モレ防止ポケット採用で、仰向け寝での背中からのモレを軽減
・片手でラクに上げ下げできるので、介護者も被介護者も脱ぎ着しやすい
・消臭機能付き
・全面通気性シート

『アテント 夜1枚安心パンツ はき心地すっきり』

男女共用M・L 18枚 1580円(税抜き・編集部調べ)

■すっきり形状で脚を通しやすく、はかせやすいうす型紙おむつ

・すっきり形状で脚を通しやすく、はかせやすい
・Wブロックギャザー構造採用で、脚まわりにフィットし、脚まわりモレを軽減
・うす型でも安心の約4回吸収
・片手で上げ下げらくらくギャザー機能付きなので、介護者も被介護者も脱ぎ着しやすい
・消臭機能付き
・全面通気性シート

『アテント 夜1枚安心パンツ 脚まわりロング丈』

男女共用M・L 18枚 1580円(税抜き・編集部調べ)

■ロング丈で脚まわりをやさしく包む、うす型紙おむつ

・『夜1枚安心パンツ はき心地すっきり』と比べて+8.5cmのロング丈形状!
・脚まわりをやさしく包み、睡眠時のさまざまな姿勢におけるモレにも安心
・うす型でも安心の約4回吸収
・片手で上げ下げらくらくギャザー機能付きなので、介護者も被介護者も脱ぎ着しやすい
・消臭機能付き
・全面通気性シート

大王製紙 アテント
https://www.elleair.jp/attento/

イラスト/成瀬瞳 撮影/浅野剛 取材・文/山下和恵
kami Kei/イメージマート

シリーズ

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