置き場や保管方法が悩ましい【介護用オムツ】の収納アイディア「ダイソーや無印良品のアイテムですっきり」
在宅介護でオムツを利用している場合、置き場や収納をどうしているだろうか?毎日使うものだけに意外とかさばるし、目に付く場所に出しっ放しにするのもちょっと…。そんな悩ましい介護用オムツの収納方法について、家事&節約アドバイザーの矢野きくのさんにアドバイスいただきました。
この記事を執筆した専門家
家事・節約アドバイザー・矢野きくのさん
節約・家事アドバイザー。防災士の資格を持つ。家事の効率化、家庭の省エネを中心にテレビ・講演・連載などで活動。NHK『ごごナマ』準レギュラー他テレビ出演多数。新聞での連載のほか自動車メーカー、家電メーカーなどの企業サイトでコラムの執筆経験も。近年は中高年層の家事アドバイスや家庭でできるSDGsについての講演、SNSでの情報発信でも活動している。著書『シンプルライフの節約リスト』(講談社)、『「節電女子」の野菜レシピ!』(アスコム)、『50代からの自宅の片づけ 実家の片づけ』(扶桑社ムック) など。https://yanokikuno.jp/
介護用のオムツ「収納や置き場所」はどうすべき?
介護でオムツを利用されている場合、収納場所や保管方法にお困りのかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
「使う場所の近くに置いておきたいけど収納場所に困る」「意外とかばるので人の目も気になる」と感じているかたも多いようです。そこで介護用オムツの収納についてご紹介します。
「使う場所の近くに置いておく」おすすめ方法2選
介護用のオムツは、使いたいときにさっと取り出せるように使用する場所の近くに置いておきたいものです。
オムツ交換をするときに必要になるのは、オムツだけではなく、捨てるための袋や、ボディーシート、手袋のほか、介護する側が使うウェットシートなどもあります。
これらをベッドの横に無造作に置いておくのも散らかっているイメージですし、何よりも介護が必要なかたがつまずいて怪我をしてしまう可能性も考えなければなりません。
介護が必要なかたや、高齢のご家族がいらっしゃる室内は、極力モノを床に置かないようにしたいものです。そこでおすすめしたいのが、以下の2タイプの収納方法です。
紙袋で「持ち運びできる収納」
1つ目の方法としては、口が広く開いた大きめの袋にまとめて入れておくのが手軽な方法です。
紙袋であれば、汚れた場合に気軽に取り替えることができます。持ち手がついているので、使うときはベッドの横に、普段はベッドの近くに引っかけておいてもいいでしょう。
コンテナで「すっきり収納」
2つ目の方法としては、コンテナボックスの活用です。最近は、コンテナボックスもかなり普及しさまざまなサイズのものが選べるようになりました。
無印良品の収納ボックスは、約30L入るサイズのものなら、オムツ交換に必要なものを一式、余裕でいれることができます。シンプルなデザインなので部屋にもなじみやすいですよ。
サイズ展開も豊富なので、必要なものを入れて小分けに収納しておくこともできます。
最大の特徴は蓋の部分の耐荷重が約100キロとなっているので、椅子として利用することもできるのです。そのためベッドの近くに置いておき介護する側の人の椅子代わりにすることもできます。
大サイズや特大サイズにしてオムツやその他の予備を入れておくのも良いでしょう。
オムツ交換に必要なものは100円ショップを活用
最近では100円ショップで介護用品を豊富に扱っています。オムツ交換に利用するアイテムは消耗品なので100円ショップのものを活用するのがおすすめです。
オムツを捨てるときに使う防臭袋はもちろん、体を拭くボディシートや、手袋、除菌ウェットシートなども揃い
排泄ケアをするときに活用するゴム(ビニール)手袋には、薄手のタイプが便利。この手袋を箱や袋から取り出すとき、「何枚もまとめて出てきてしまう」というちょっとしたストレスを解消するのに、「プルアウトボックス」という商品もあります。箱にセットすることで1枚ずつ取り出せるようになって便利ですよ。
物価高の今、介護に使うアイテムも探せばリーズナブルなものはあります。オムツのケアに使う消耗品を始め、介護で何か困ったことがある場合は、100円ショップを覗いてみてくださいね。
そして、介護用のオムツは、部屋の中で使いやすいように収納して、少しでも介護生活を快適にしてほしいと思います。
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