今が旬！紅はるか＆安納いもで作る濃厚さつまいもレシピ「コロッケ、グラタン」ほか5選
さつまいもの『紅はるか』と『安納いも』は焼きいもにすると、ねっとりと甘くて密がたっぷり出てくる人気品種。料理に使うと、濃厚で主役級の存在感に。理研究家の武蔵裕子さんと堤人美さんが絶品レシピを教えてくれました。ゆっくりと加熱することで、甘みが増す2種。どれも満足感いっぱいの味わいですよ！
（左）紅はるかは、糖度が高くてねっとりした食感。（右）安納いもは、濃厚な甘さで個性の強い食材をかけ合わせれば旨み倍増！
※材料は特記以外、すべて2人分です。※電子レンジは600Wで加熱します。
※各料理に使用するさつまいもは、記載の品種以外のものでも調理できます。
※さつまいもは作り方に記載がない場合、皮付きのまま使います。
※【武】は武蔵裕子さん、【堤】堤人美さんが考案したレシピです。
→さつまいも品種解説 ほくほく？ねっとり？品種ごとの食感の違いや甘い芋の見分け方
牛肉のピリ辛蒸し【堤】
のせてチンするだけで甘辛な旨みが贅沢に凝縮
＜材料＞（作りやすい分量）
紅はるか…350g
牛切り落とし…200g
にら…5本
【A】
おろしにんにく…1片分
コチュジャン・酒・しょうゆ・ごま油…各大さじ1
砂糖…小さじ1
片栗粉…小さじ2
酢…小さじ1/2
＜作り方＞
【1】紅はるかは7mm厚さの輪切りにし、水に3分さらして水気をきる。にらは4cm長さに切る。
【2】牛肉と【1】のにら、合わせた【A】を混ぜておく。
【3】器に【1】のさつまいもを並べ入れ、【2】をまんべんなくのせてラップをふんわりかけ、電子レンジで8～9分加熱する。
さつまいも梅ご飯【堤】
じっくり蒸して増す甘みと梅干しの酸味が絶品コントラスト
＜材料＞
米…2合
紅はるか…350g
梅干し…3個
昆布…5cm
【A】
酒…1/4カップ
塩…小さじ1
水…1 3/4カップ
＜作り方＞
【1】紅はるかは3cm幅の輪切りにして水に2分さらす。
【2】鍋に洗った米を入れ、合わせた【A】加えてさっと混ぜ、昆布、【1】、梅干しを加えて中火強で炊く。沸騰したら弱火で15分炊く。
【3】【2】を30秒ほど中火強にし、火を止めて10分蒸らしたら梅干しの種を取り除き、具を崩しながらよく混ぜる。
ミックスナッツ入りひと口コロッケ【武】
いもの甘さに粒マスタードの酸味がぴったり
＜材料＞（6個分）
紅はるか…250g
バター…大さじ1
小麦粉・パン粉…各適量
溶き卵…1個分
ミックスナッツ…40g
サラダ油・スプラウト…各適量
粒マスタード・ソース…各適量
＜作り方＞
【1】紅はるかは皮をやや厚めにむき、1cm厚さの半月切りにし、軽く水洗いして耐熱容器に入れる。
【2】【1】にラップをふんわりかけて電子レンジで5分加熱し、熱いうちに潰してバターを加え、よく混ぜる。
【3】粗く刻んだナッツを【1】に加えて混ぜ、ひと口大に丸める。
【4】【3】に小麦粉、溶き卵、パン粉の順につける。
【5】鍋にサラダ油を注いで中温に熱し、【4】をきつね色になるまで揚げて器に盛る。スプラウトを添え、好みで粒マスタードやソースをかける。
スパイシーカレーソテー【武】
濃厚な甘さにスパイスがぴったり
＜材料＞
安納いも…200～250g
サラダ油…大さじ1
水…大さじ2
塩・粗びき黒こしょう…各適量
カレー粉…小さじ1/3
＜作り方＞
【1】安納いもは4～5cm長さのやや太めの棒状に切る。
【2】フライパンにサラダ油と【1】を入れ、中火弱で2～3分ほど炒める。
【3】【2】に水を加え、ふたをして弱火で2分ほど蒸し焼きにする。火を少し強め、塩・カレー粉を振って軽く炒め、仕上げに黒こしょうを振る。
ローストベジタブル【堤】
野菜が主役のグラタンには、アンチョビをきかせてオトナの味に
＜材料＞
安納いも…250g
パプリカ（赤・黄）…各1/4個
ブラウンマッシュルーム…4個
玉ねぎ…1/4個
ミニトマト…1/2パック
粉チーズ…大さじ3
パセリ（みじん切り）…適量
【A】
白ワイン・オリーブオイル…各大さじ2
塩…小さじ1/2
【B】
おろしにんにく…1片分
パン粉…大さじ2
アンチョビ（みじん切り）…2枚分
オリーブオイル…大さじ2
＜作り方＞
【1】安納いもは乱切りにし、水に5分さらして水気をきる。パプリカは2cm角、玉ねぎは１cm幅のくし形切りに、マッシュルームは半分に切る。すべての野菜に合わせた【A】を加え、さっくり混ぜ合わせる。
【2】耐熱容器に【1】を並べ入れ、合わせた【B】をかけ、粉チーズを振る。
【3】オーブンを180～200℃に熱し、【2】を入れて20～30分焼く。焦げそうな場合はアルミ箔をかけて蒸し焼きにする。仕上げにパセリを振る。
教えてくれた人
料理研究家 武蔵裕子さん
家庭で3世代の料理を作ってきた経験から、幅広い世代に愛される家庭料理を提案し続けている。著書は『ムダゼロ献立』（主婦の友社刊）など。
料理研究家 堤人美さん
出版社勤務の後、料理の道に。食材の組み合わせ方にセンスが光り、簡単でおしゃれな料理が人気。著書は『挽き肉料理』（グラフィック社刊）など。
撮影／菅井淳子、鈴木泰介、深澤慎平
※女性セブン2022年10月13日号
https://josei7.com/
●さつまいも「紅あずまと紅はるかの違いは？」ほくほく？ねっとり？品種ごとの食感の違いや甘い芋の見分け方
