介護現場のアンダーヘア脱毛に関するリアルな実態|介護従事者は一般男女よりVIO脱毛をしている割合が高い<最新調査レポート>
将来要介護となり排泄介助が必要になったとき、アンダーヘアが気になるという声が増えてきた。介護者の負担を減らすため、あらかじめVIOゾーンの脱毛を行っておく「介護脱毛」の需要が高まっているようだ。「介護脱毛に関する調査」結果から、その認知度や必要性を感じた理由など、介護脱毛を取り巻く現状をレポートする。
2人に1人が「介護脱毛は必要だと感じる」
「介護脱毛」とは、自身の老後を想定し、介護される側になった場合に介護者の負担を軽減するため、あらかじめVIOゾーン(デリケートゾーン)の脱毛をしておくことを言う。鈴木ハーブ研究所では、昨年から介護脱毛に関する調査を行っており、今年は介護福祉士220名と30代~60代の一般男女720名を対象にアンケートを実施した。
今回実施した「介護脱毛に関する調査」によると、自身が将来介護されるときのためにVIO脱毛が「必要だと感じる」と回答した割合は介護職者・一般男女共に半数以上であり、2人に1人が介護脱毛の必要性を感じていることが判明した。
女性は男性より介護脱毛への興味あり
介護脱毛という言葉を聞いたことがあるかを尋ねたところ、「聞いたことがあり興味がある」と回答した割合は一般の男女で2倍以上の差があった。女性の方が介護脱毛への興味が高く、必要性も感じているようだ。
また、昨年と比較すると「(介護脱毛という言葉を)聞いたことがある」割合は男女共に増加しており、介護脱毛の認知度は徐々に高まっていると考えられる。
介護職従事者は一般男女よりも介護脱毛を意識
続いてVIOの体毛処理をしているか/脱毛完了しているかという質問を行い、「処理している/完了している」と回答した人に対してその理由も尋ねた。すると「将来要介護者になった時のことを考えて(介護脱毛を意識して)を選択した割合は、介護職従事者は24.7%であったのに対し、一般男性は3.5%、一般女性は8.0%に留まった。一般男女と比べて介護職従事者の方が、介護を意識しVIOの体毛処理を済ませている人が多いことが判明した。
あなたはどう?「気にならない」という声も
介護脱毛が必要だと感じる理由としては、介護福祉士・一般男女に共通して「衛生的」「負担軽減」「介護する人への配慮」といった意見が挙げられた。そのなかでも、一般女性からは「自分が介護を経験して必要だと感じた」という意見が複数見られたようだ。
一方で、介護脱毛を不要だと感じる理由には「あっても気にならない」といった意見のほか、一般男性からは「介護で脱毛が必要な状況が想像できない」、一般女性からは「年齢的に毛が薄く・少なくなっていると思うから」といった声も。
とは言え脱毛は、清潔感を保つことに繋がる。身体のケアは精神的な安定にもつながるかもしれない。老後の煩わしさを軽減する手段のひとつとして、一度介護脱毛を検討してみるのもいいかもしれない。
【データ】
鈴木ハーブ研究所
https://s-herb.com/
【調査概要】
調査対象:介護福祉士(年齢不問)220名、一般男女(30代・40代・50代・60代、各90名)720名
調査期間:2024年8月29日(木)~9月1日(日)
調査方法:インターネット
調査委託先:KJリサー
※鈴木ハーブ研究所の発表したプレスリリース(2024年11月6日)を元に記事を作成。
図表/株式会社鈴木ハーブ研究所提供 構成・文/秋山莉菜