生乾きのにおいを防ぐ洗濯法 部屋干し5時間以内に乾かす裏ワザ
長時間濡れたままにしておくと、さらににおいが発生する原因になる。そこで、5時間以内に乾かす裏ワザを紹介する。
1.扇風機、衣類乾燥除湿機を活用する
「扇風機の場合、風力が『弱』でも洗濯物の周りの湿った空気を交換してくれるので効果的。扇風機を使うと、何も使わない時に比べ、約2時間早く乾いたというデータも」(ライオンのお洗濯マイスター・大貫和泉さん、以下「」内同)
衣類乾燥除湿機の場合、部屋のドアや窓を閉めて室内を密閉し、洗濯物の真下から風を当てよう。
「洗濯物は上側から乾き、下側ほど水分の重みがたまって乾きにくい。ですから、洗濯物の下の部分に直接風を当てると乾きやすくなります」
2.外側に長いもの、内側に短めのもの吊す「アーチ干し」が◎
角形のピンチ式洗濯物ハンガーを使う場合、横から見て、洗濯物の長さがアーチ状になるように干すとよい。
「外側に長さのあるタオルなどを干し、内側には靴下やショーツなど短めのものを配置すると、内側に大きな空間ができて風通しがよくなります。洗濯物の長さがほぼ同じ場合は、外側に乾きにくい衣類、内側に合成繊維など、乾きやすい素材を吊るしましょう」
3.小さな工夫はめいっぱい取り入れる
風通しをよくするワザは他にもある。例えば、ハンガーとハンガーの間はこぶし大くらい開けることだ。また、衣類は上の方から乾いていくため、乾かす途中で上下を入れかえてあげるのもおすすめ。ただし、形崩れしやすいズボンなどは、無理にさかさまにする必要はない。乾いた衣類は先に取り外して、空間を増やしてあげることも忘れずに。
教えてくれた人
大貫和泉さん/ライオンのお洗濯マイスター。
イラスト/古野崎ちち子
※女性セブン2018年6月28日号
●部屋干しの臭いをストップ!解放される洗濯法を洗濯王子が伝授