「納豆」最強の食べ方4つの極意!熱々ご飯にのせるのはNG
納豆は究極の「アンチエイジング食」でもある。その理由は、納豆菌に含まれる『ポリアミン』という成分に由来する。料理研究家の青木敦子氏が語る。
ポリアミンには、臓器の老化や炎症を抑える作用があり、がん予防や美肌効果が期待できるといわれています。ポリアミンは、年を重ねるごとに体内で作られにくくなりますが、最新の研究で、毎日納豆を食べていると血中ポリアミンが増えることもわかっています」
このアンチエイジング効果を最大限に引き出す鍵は、納豆の賞味期限を確認することにかかっている。
「ズバリ、賞味期限ギリギリを狙いましょう。ポリアミンは製造から日が経つにつれて醸成されていくからです」
美容のためには、“買ってすぐ食べない”を徹底すべし。
冷蔵庫から出して20分後に食べる
同じように納豆のパックを冷蔵庫から出しても、すぐに食べてはいけない。
「納豆菌は常温で発酵が進み、同時にナットウキナーゼも増えます。冷蔵庫から出してから20分置いて、納豆菌を繁殖させ、ナットウキナーゼが充分に増えた状態が食べ頃です」(赤石氏)
味の面でも、常温に戻した納豆のほうがおいしく食べられる。
「冷蔵庫から出したばかりの納豆は、豆がかたまっていて、混ぜにくい上、風味に乏しい。常温に戻ったやわらかい状態の豆を混ぜることで粘り気とうまみが引き立ちます」(青木氏)
熱々のご飯にのせない
「納豆ご飯」といえば、お米のたんぱく質や食物繊維、ビタミン類と相まって「食べる薬」ともいわれる健康食だが、落とし穴もある。
常温で繁殖するナットウキナーゼは、過度な熱には弱いのだ。前出の赤石氏が言う。
「ナットウキナーゼの働きは、50℃を超えると徐々に失われ、70℃で消失します。しかし、熱々のご飯の温度は70℃を超える。納豆をのせるとナットウキナーゼの効果が消えてしまうのです」
納豆チャーハンやオムレツ、温かいおそばに納豆をのせることも、効果を消すことにつながる。
「ご飯は少し冷ましてから。そばやうどんに納豆を入れる際も、“冷やし”を選んでください」(赤石氏)
※女性セブン2018年4月26日号
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