兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし「第51回 初めて見た兄の怒り」
若年性認知症を患う兄と2人暮らしをするライターのツガエマナミコさんが綴る連載エッセイ。兄は認知症…。その状況を理解し、受け入れ、サポートを続けるツガエさんだが、日々起こる出来事に、気持ちは揺れる。兄の態度に腹を立て、イライラしてしまう自分を責めたり、がっかりしたり。そんな中、今までにない兄の一面を垣間見たツガエさんは…
「明るく、時にシュールに」、でも前向きに認知症を考えます。

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兄が「っるっせえなっ!」とつぶやいた!?
前回「怒りは動物に必須な原始的本能」と知って、「ムカついていいのだ」とホッとしたというお話しを致しましたが、認知症になった兄はこれっぽっちも怒らないので、わたくしは「もはや兄は植物?」ではないかと思い始めておりました。
これまでも「兄は穏やか」「兄は優しい」「無垢でピュア」と絶賛、称賛し、それ故に自分の薄汚さが目立ちに目立ってムカツクとさんざん愚痴ってまいりました。
しかし、そうではなかったのです。
先日、やはり兄も動物の端くれだとわかるリアルなツイートを聞いてしまったのです。
兄といえば日々リビングでテレビ鑑賞でございます。時折笑った