カフェのような心地よい空間で「通いたくなる」HLCが取り組む新たなデイサービスの形
90代で要介護2の母がデイサービスに行きたがらずに困った経験がある記者。「お年寄りばかりが集まる場所でつまらなそう」と感じているようで説得に苦心した。しかし最近のデイサービスは多様化が進み、特色を打ち出しているところも。リハビリ特化型のデイサービスを展開する企業が提案する新たなデイサービスの取り組みを紹介する。
新たなデイサービス「カフェのような空間づくりを」
高齢化が進み「5人に1人は65才以上」とされる昨今、デイサービスの需要は高まり続けている。人材不足などにより地域密着型のデイサービスは減少傾向となっているが、一方で独自の特色を打ち出すなど多様化も進んでいる。そこで「カフェ」に着目した新たなデイサービスをピックアップして紹介する。
→多様化するデイサービス「猫カフェ風、農業体験、買い物リハビリ」特長やメリットを社会福祉士が解説
リハビリ特化型通所介護フランチャイズ『ソレイルミナーレ』を展開するHLCは、カフェのようなおしゃれな空間づくりを通じ、高齢者が前向きに通える環境づくりに取り組んでいる。現在、『ソレイルミナーレ』『リハてらす』を併せ、全国27店舗を展開。2026年も新規開設を予定している。
とくに『ソレイルミナーレ』は、関東エリアを中心に18店舗あり、「カフェのような心地よい」デイサービスとして注目されている。
同社は「プラチナライフもかっこよく!」というコンセプトのもと、デイサービスが苦手な高齢者も足を運びたくなる空間づくりに注力。各店舗はフランチャイズも含めて展開し、コンビニ跡地・不動産会社跡地・クリニック跡地など多様な物件を活用し、近年は関東だけではなく全国にも拡大している。
いつもの街で居心地よく過ごせる
『ソレイルミナーレ』は、木目調のカフェのようなおしゃれな雰囲気づくりにこだわった空間設計が特長。カフェのように落ち着いて過ごせるため、利用者が前向きに過ごせる雰囲気になっている。
高齢化が進むなか、介護予防や生活機能の維持には、外出や運動の機会を継続することが重要とされている。一方で、従来のデイサービスの印象から通所に前向きになれない高齢者も少なくない。
「厚生労働省や各自治体の資料では、介護予防や生活機能の維持には、外出して体を動かす機会を持ち続けることが重要とされています。一方で、通所介護の現場では、本人の気持ちや集団になじめるかといった不安から、通所に前向きになりにくいケースもあります。
その背景には、長く自立して過ごしてきた方の気持ちや、退職後に地域との関わりが変化することなど、さまざまな要因があるとされています。高齢者が前向きに通えるきっかけをどうつくるかは、地域の介護予防における共通のテーマといえます」(同社・広報)
気軽に通える半日滞在型
同社は、これまで暮らしてきた地域に根差したデイサービスを保ちつつ、利用者それぞれの過ごし方に配慮したサービスを提供している。
『ソレイルミナーレ』は、午前・午後それぞれ約3時間半の半日型サービスが基本。長時間の通所に負担を感じる人や、日中の時間を有効に使いたい人にも利用しやすいようにしている。
あわせて、機能訓練指導員等による個別リハビリや、椅子に座ったまま入浴できる設備の導入など、利用者一人ひとりの状態に合わせたサービスを提供し、運動やリハビリに重点を置いたプログラムにより、生活機能の維持・向上を支援している。
***
カフェ好きでデイサービスが苦手な記者の母には魅力的なデイサービスだ。「デイ×カフェ」といった新たな付加価値のあるデイサービスが増えれば、高齢者が出かけるきっかけになり、介護予防にも役立つと感じた。
<データ>
運営会社:HLC
リハビリ特化型デイサービス「ソレイルミナーレ」「リハてらす」フランチャイズ本部/フランチャイズ加盟店支援事業/コンサルティング事業
(ソレイルミナーレ18店舗・リハてらす9店舗 計27店舗を展開※)
※店舗数は2026年6月現在。新規開設の予定は変更となる場合があります。
URL https://s-hlc.co.jp/
写真提供/HLC 構成・文/本上夕貴
