認知症になっても住み慣れた地域で暮らしたい。高齢者の願いに応える「認知症対応型共同生活介護施設」が2026年4月開設<埼玉県さいたま市>
認知症になっても、これまでの暮らしをできるだけ続けたい。その思いに応える認知症対応型共同生活介護施設「ヒューマンライフケア東浦和グループホーム」が、2026年4月に開設される。どのような施設なのか、その特徴を紹介する。
認知症の人でも安心。自立した日常生活が送れる「認知症対応型共同生活介護施設」
JR武蔵野線「東浦和駅」から徒歩5分とアクセスが良く、周辺には閑静な住宅街が広がる。コンビニや飲食店も揃い、利便性も高い。さらに、近くには竹林を生かした遊歩道がある見沼通船堀公園があり、自然も身近に感じられるエリアだ。
この環境に、来年春「ヒューマンライフケア東浦和グループホーム」が開設される。さいたま市に住民票があり、認知症の診断と要支援2~要介護5の認定を受けた65才以上の方が入居できる、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)である。
1ユニット9人、合計18人の入居者が少人数で共同生活を送る。調理や掃除、洗濯など身の回りのことをできるだけ自分自身で行い、認知症状の進行を抑えながら、住み慣れた地域で自立した暮らしを継続することを目指す。
医療機関と提携し、往診も実施。誤嚥性肺炎、心筋梗塞、関節症など持病を持っている人も入居の相談を受け付けている。
食事はいつも手作りで提供。かむ力や飲み込む力が弱くなった人向けに介護食や流動食にも対応。
日常生活の維持・向上を目的とした機能訓練も実施。集団・個別のレクリエーションも充実しており、楽しく、安心して暮らせる環境が整っている。
認知症の専門的なケアができるスタッフが生活をサポート
教育を基点とするヒューマングループの強みを活かし、認知症ケアに特化したヒューマンライフケアの社内資格「認知症KAIGOマイスター」の取得を促進。認知症について正しい知識を持ち、専門的なケアができるスタッフが毎日の生活をサポートしてくれるので、安心だ。
さいたま市民をあらゆる角度から支える仕組みづくり
ヒューマングループは埼玉県さいたま市内にてグループホームを4事業所、小規模多機能型居宅介護を3事業所、デイサービスを1事業所、訪問介護を1事業所運営するなど、さいたま市在住のかたをあらゆる角度から支えるサービスを展開している。
今回の東浦和グループホーム新規開設により、近隣に複数の施設を持つ体制がさらに整い、地域をよりきめ細かく支えることが可能になる。
【データ】
『ヒューマンライフケア東浦和グループホーム』
開設日:2026年4月1日(予定)
施設タイプ:認知症対応型共同生活介護施設(グループホーム)
住所:埼玉県さいたま市緑区大間木1533-1
URL:https://kaigo.human-lifecare.jp/facilities/gh040_HigashiUrawaGH/summary.html
※ヒューマンライフケアの発表したプレスリリース(2025年10月29日)を元に記事を作成
写真/ヒューマンライフケア提供 構成・文/松藤浩一
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