介護付有料老人ホーム『ウイーザス九段』秋のお出かけレクに密着「アート&グルメを堪能、心と体を元気に」
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『ウイーザス九段』では、施設に暮らす高齢者のウェルビーイングの実現を目指し、様々な取り組みを実践している。中でも入居者に好評なのが、各地の名所やグルメを堪能する外出レク。芸術の秋にちなみ、芸術や文化の発信地である東京・上野へGO! 盛り上がったその様子をレポートします。
※ウェルビーイング=社会的なつながりの中で、心身共に元気で満足して過ごせること。また、その状態が持続することが重要とされている。
教えてくれた人/プロフィール
古賀良彦さん(77才)
医学博士。杏林大学名誉教授。うつ病、認知症、睡眠障害、統合失調症の治療や研究のエキスパート。日本催眠学会名誉理事長、日本薬物脳波学会副理事長を務め、認知症や不登校などにも精通する。著書は『睡眠と脳の科学』(祥伝社新書)、『毎日脳活スペシャル ねこのまちがいさがし』(文響社)など多数。
芸術の秋、東京・上野でアート&グルメを堪能
東京都千代田区にある介護付有料老人ホーム『ウイーザス九段』では、その立地をいかした外出レクリエーション(外レク)を積極的に行っている。
中でも、人気スポットを訪れ季節の花を愛でる『フラワーGOTO』、老舗や話題の名店でおいしい料理を味わう『グルメGOTO』は、家族の参加者も多く、毎月心待ちにしている入居者が多い。
芸術の秋にちなんだ外レクは、東京・上野へのお出かけだ。緑豊かな上野公園散策、東京藝術大学構内の『藝大アートプラザ』で芸術鑑賞、明治5年創業の老舗フレンチレストラン『上野精養軒』で優雅なランチを楽しむという、芸術と美食を堪能する催しだ。
「非日常を味わう心ときめく体験は、入居者さんの脳の活性化にも一役買っていますね」と、『ウイーザス九段』が目指すウェルビーイングの取り組みを監修する脳研究の専門家、古賀良彦さんは語る。
「右脳と左脳は異なる働きがあります。右脳は直感や感性を、左脳は言語や計算など論理的な思考を司ります。右脳派は、情緒的な“ディオニッソス”、左脳派は理性的な“アポロ”と、ギリシャ神話をモチーフに語られることもあるんですよ。いわゆる脳トレは計算や暗記など左脳への刺激に偏りがちですが、アートやグルメを堪能する体験は、右脳と左脳の両方をバランスよく刺激してくれると思います」
古賀さんの見解を引用しながら、この日の外レクの様子をレポートする。
緑豊かな上野公園で思い出話に花が咲く
木漏れ日が降り注ぐ秋の上野恩賜公園をゆったり散策しながら、芸術鑑賞のために目指すのは、東京藝術大学(以下、藝大)内にあるギャラリー兼ショップ『藝大アートプラザ』。
公園内のお散歩ではほぼマンツーマンでスタッフが付き添っているため、入居者さんたちも安心しておしゃべりに花を咲かせていた。
「上野にはたくさんの思い出がありますよ。長年続けてきたお習字は、東京都美術館の展覧会に展示されました。女学生時代に習っていたお琴の先生の還暦祝いの演奏会で、お琴を弾いたのも上野だったわね」(90才、女性)
「上野は私の庭のようなもの。自分の子育てのときも、孫の面倒を見ていたときも、ベビーカーを押してよくお散歩に来ていました。あの頃と比べると、木の幹が太く立派になって、木々が成長しているのがわかりますね」(102才、女性)
秋が深まる自然の中で、入居者さんたちはみんな穏やかな表情で嬉しそうに思い出話をされていた。
芸大生のアート作品を鑑賞して心身共に元気に
藝大・美術学部構内にある『藝大アートプラザ』(以下『アートプラザ』)は、「アートをもっといろんな人にいろんな形で楽しんでほしい」という想いから、藝大と小学館による共同運営で2018年にオープンしたギャラリー兼ショップだ。現役藝大生や卒業生など藝大に関わる作家の作品を展示・販売もしている。
ギャラリー内には、油絵や水彩の絵画から、陶器やガラスを使ったオブジェまで、さまざまな作品が並ぶ。『アートプラザ』のスタッフさんが作品について解説してくれる中、入居者さんたちはそれぞれに気になる作品をじっくり鑑賞。
ある入居者さんは、再生ガラスを使った作品に興味津々。スタッフさんから「このガラスの容器に何を入れたいですか」の問いかけに、「キャンディかしらね。カラフルなキャンディがたくさん入っていたらかわいいんじゃないかしら!」と、想像を膨らませ、会話が弾む。
藝大の学生や卒業生がひとつひとつ手作りしているバッグやTシャツなども展示・販売されていて、買い物を楽しむ入居者さんも。
ユニークな柄やデザインのTシャツを興味深そうに眺め、迫力のある抽象画をじっくり鑑賞していた入居者さんは、
「うまく言葉で表せないのだけど、心に響きますね」と語り、目を輝かせイキイキとした表情を浮かべていた。
芸術鑑賞の効果を古賀さんは以下のように語る。
「ひとつの作品をじっくりと味わうのも良いのですが、絵画や彫刻など、形の違ういろんな作品を楽しむことは、脳に豊富な情報をもたらすと考えられます。
『いいな、好きだな』という情緒的な感情は右脳の働きによるものですが、右脳と左脳は繋がっていますから、片方が活性化することによってもう片方にも良い影響を及ぼすと考えられています。アートセラピーという分野があるように、芸術には不思議な力がありますね」(古賀さん)
ある入居者さんは、2022年に藝大大学院のデザイン科を卒業したアーティスト、大島利佳さんの作品に心をつかまれたよう。「この龍の絵に惹かれました。部屋に飾ったら素敵ですよね」と作品の購入を検討されていた。
『ウイーザス九段』の入居者さんは、芸術や音楽に造詣が深いかたも多く、「若い芸術家やクリエイターを応援したい」という想いをもっているという。実際、上記の龍の絵を気に入った入居者さんは、「他の作品も見たいから」と、ホームに戻ってからも同クリエイターとの交流が続いている。
かつてテキスタルデザインの仕事をしていた入居者さんは、
「私が現役の頃とは作品の作り方も全然違うのね。藝大の建築も随所にデザイン性が感じられました。アートに囲まれた空間で過ごす時間はとても贅沢で楽しい!」と笑顔で語った。
老舗レストランでフレンチのコースに舌鼓
この日は、上野恩賜公園の敷地内に建つ『上野精養軒』でランチも楽しんだ。創業150年を誇り、日本にフランス料理を広めたともいわれる老舗レストランだ。
ランチコースのメインディッシュは、お魚「アイナメのムニエル」「帆立貝のポワレ」か、お肉「鴨胸肉のポワレ」「国産牛フィレ肉のグリエ」から選べるのだが、断然「お肉派」が多かったとのこと。
「ウイーザスのお食事はとっても美味しいけど、精養軒の懐かしい味はまた格別。パンもバターもおかわりしてしまいました。おなかいっぱい!(笑い)」
「牛肉を選びましたけど、とってもおいしかったですよ。義理の父と母が結婚式を挙げたのがこちら。ご縁のある場所にまた来ることができて嬉しいですね」と笑顔の入居者さん。
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公園散策、芸術鑑賞、豪華なランチと盛りだくさんのお出かけを堪能した入居者さんたちは、満足そうな様子で送迎の車に乗り込んでいった。施設で過ごされているときよりも、みなさん饒舌にご自身の思い出を語られていたのが印象的だった。
「芸術作品を楽しみ、豊かな気持ちになることは、人にしか味わうことができない特権ともいえます。机に向かっていつもと同じ脳トレをするよりも、外へ出かけるという行為は、脳にとっていい効果をもたらすかもしれませんね。
芸術で心を震わせたり面白さを感じたりグルメを通して会話やコミュニケーションが生まれ、社会との接点を持ち続けられたりすることは、まさにウェルビーイング。芸術の持つ力を使ったサスティナブル(持続可能な)な取り組みは、今後も注目していきたいですね」(古賀さん)
撮影/柴田愛子 取材・文/青山貴子
介護ポストセブンからお申し込みいただいたかたには特典があります。見学をお申し込みされる際、「介護ポストセブン」の記事を見たとお伝えください。
【データ】
■ウイーザス九段
介護付有料老人ホーム(一般型(介護予防)特定施設入居者生活介護)
所在地:千代田区神田神保町三丁目6番地
居室数:84室
定員:87名
全室個室 一人用居室81室、二人用居室3室
入居要件:原則満65歳以上、入居時自立・要支援・要介護の方
運営主体:株式会社ウイーザス(株主 小学館不動産株式会社・株式会社久保工)
https://withus-care.jp/
■個別見学・相談会開催中!
問い合わせ:0120-142-089(9:00~19:00)
URL:https://kudan.withus-care.jp/
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