東京・神田神保町で話題の介護施設を記者が見学「まるでホテルのようなおもてなしに感動!」|介護付有料老人ホーム「ウイーザス九段」
最上階のラウンジでセレブ気分♪
まずは、12階にあるラウンジへ――。イタリアの高級家具を取り揃えたという空間は、「本当に高級ホテルみたい!」と母娘で声がハモってしまうほどエレガントな雰囲気。
「こちらのソファはイタリアのポルトローナ ・フラウ社のもの。イタリアの“家具芸術”といわれていて、高級車『フェラーリ』のシートも作っているブランドなんですよ。
ご入居者にはなるべくお部屋から出てきてほしいと考えているので、このラウンジへ『座り心地のいいソファがあるから行ってみよう』と思っていただけたらという気持ちで家具を選んでいます。都心の風景を眺めながら、訪問されたご家族やお孫さんと一緒にゆったりと過ごしていただけますよ」(山神さん)
4階の応接室は高級レストランの個室のよう!
4階の応接室は、イタリア製の家具やイギリスのデザイナー・ウイリアム・モリスのテキスタイルを使用したカーテンなどで設(しつら)えた落ち着いた雰囲気。
「応接室やラウンジのカーテンや絨毯は、ウイリアム・モリスのテキスタイルを使っていて、ご入居者にも好評です。
この部屋では、ご入居者とご家族のランチや誕生日パーティーなどにも利用できます。施設で提供している食事を召し上がっていただくこともできますし、食事を持ち込んでいただくことも可能です」(山神さん)
居室は防音サッシで静かで落ち着いた空間
続いて、生活の拠点となる「居室」へ。1人部屋が81室、2人部屋が2室ある。
「想像していたより、ずっとゆったりしているわね」と母。
「1人部屋は平均的な面積ですが 、見学に来られた方は皆さん『広いね!』と驚かれます。一般的な介護施設の部屋は、経営的な理由から、奥に長く設計されているケース が多いのですが、当施設では、ワイド(横幅)が大きめなので、広く感じられるのが特徴です。
部屋の収納や机は備え付けになっていますので、災害時でも倒れる心配はありません。また、ベッド以外の家具は、好みのものを持ち込んでいただくようになっています」(山神さん)
「自分好みのインテリアにできそうね」とご機嫌な母。
「大きな道路に面しているのに外の音もがまったく気になりませんね」と記者が尋ねると、
「お部屋はすべて二重サッシ、音が漏れる原因になる通気口も壁ではなく天井に設置することで静音性をキープしています。都会の真ん中にいるにもかかわらず静かな空間で過ごしていただけます」(山神さん)
ワンランク上のリハビリ&リラクゼーションを提供
実際に親が入居するとなると、体の機能維持のための設備やサービスの充実度も気になるところだが、『ウイーザス九段』ならではのこだわりポイントが。
最新AIでおすすめのリハビリを診断
「3階のリハビリルームには理学療法士が常駐し、最新のリハビリ機器を導入しています。ひとりひとりに最適なトレーニングを提案、サポートします。AIによる歩行バランス診断があるので、体験してみませんか?」(山神さん)
早速、母は歩行バランス診断を体験。歩いている姿を撮影してもらうだけで、AIが歩く力やバランスを診断し、改善ポイントをアドバイスしてくれる。
「AIの診断に基づき、理学療法士がおすすめの運動をアドバイスします。ご入居者にも介助なしで歩ける方は診断をして、リハビリや自主トレの参考にしてもらうこともあります」(山神さん)
AIで歩行テンポにばらつきがあると診断された母は、理学療法士におすすめの運動をアドバイスしてもらった。
「理学療法士さんがいるから自主トレも安心してできそうだわ」(母)
体がじんわり温まる温熱パックも
リハビリルームで利用できる血行促進に役立つ『フィジオパック』も注目だ。
「中に鉱石が入っているパックで、温かさは20分ほど続きます。効率的に体を温め、血行を促進するのでリハビリマシーンを使う前に、肩や腰、膝など気になる部分に当てていただくといいですよ。リハビリは気が進まないという時に、これだけの利用もおすすめしています」(山神さん)
リラクゼーションルームでうっとり体験
個室になっているリラクゼーションルームでは、予約制でマッサージを受けられる。部屋に入ると、柑橘系のいい香りが漂い、まるで高級エステの一室のよう。看護師の資格もあるというリンパケアリストがマッサージを担当。今回は特別にハンドマッサージを母が体験してみた。
「足や肩、背中など気になる部分のマッサージを行います。特にご高齢になると足がむくみやすいので、脚の血行を促進するマッサージはとても喜ばれています」(山神さん)
お風呂は最新式!介護度が高い人でも安心の機械浴も
毎日の生活に欠かせないお風呂は、入居者の状態に合わせて4タイプ用意されている。一般的な浴室タイプのほか、介護が必要な方の機械浴も完備。
「自立して生活を送れる方には、一般的なお風呂をご利用いただきますが、浴槽をまたぐ時だけ介助してほしい、不安があるので脱衣所で待機していてほしいなど、ご要望にお応えしています。
機械浴は、浴槽をまたぐのは難しいけれど座って入浴ができる方向けのもの、歩行は難しくても座位や立位が保てる方向けのタイプ(チェア浴)、横になったまま入浴できるタイプ(ストレッチャー浴)の3種類ご用意しています。
ストレッチャーに寝た状態でお湯に沈むのが怖いと感じる方もいらっしゃると聞いていますが、最新式のタイプは浴槽のほうが上がって来るので、安心してお風呂に浸かれると好評です。
また、どの浴室も壁にパネルヒーターを設置し、脱衣所にも床暖房とヒーターを完備。入浴時の事故のほとんどがヒートショックによるものなので、浴室と脱衣所の温度差をなくすように努めています」(山神さん)