クローゼット・押し入れの大掃除 ”不要な服や下着を捨てる”7つの見極めポイント
家の中で片付けたいモノの代表といえば「洋服」ですが、思い入れがあり、処分する決断を下すのは難しい。でも、捨てるにはどうしたらいいのでしょうか。その見極めポイントを整理収納のプロフェッショナルが教えます。ゴチャゴチャのクローゼットもスッキリ使いやすくなりますよ!
1.洋服は“クローゼットに収まる範囲”に絞り込む
クローゼットに入りきらないモノがある場合、収納ボックスを増やさず、手放すモノを選ぶこと。整理収納アドバイザーのsakkoさんは、
「扉を開けた瞬間、ストレスを感じるようなら片付け始めるタイミング。2021年のうちに整理してストレスも取り除きましょう」と話す。
判断基準は、サイズが合わない、流行おくれ(何年も着ていない)、着心地が悪いの3つ。
「考え込まず、直感で処分する候補を選んでみましょう」(sakkoさん)。
2.洋服は汚れやシミ、ほつれがないかをチェックする
きちんと洗濯をして保管をしていても、年月が経つとシミや汚れが浮き出ることがある。
「たたみ直して収納する際に、不具合が出ていないかをチェックしましょう」(sakkoさん)。
「クリーニングにシミ抜きをお願いし、補修をしてでも着たいと思うかどうかが判断基準。ためらうならそこまでの価値がないということ。処分を」(藤原さん)。
3.出番のない下着は思い切って手放す
着古した下着や、サイズが合わなくなった下着も処分の対象。
「年齢を重ねるごとに似合うモノ、着心地がよく感じるモノが変化します。若い頃に買ったデザイン性の高いモノも、着てみて違和感があったら、潔く手放す判断を」(sakkoさん)。
4.その服を着ているところを他人に見られたらどう思う?
着ることはできても、生地が薄くなっている、毛玉がついているなど、着ている姿を他人に見られたくないと感じたら、処分の候補に。
「部屋着にすればいいと思うかもしれませんが、部屋着ばかりが増えてもストックされるだけ。リラックスできるお気に入りがあれば、部屋着も数枚でOK。あとは不要です」(sakkoさん)。
5.判断に迷ったら、身に着けた姿を客観的に見てみる
「『いつか着るかも?』と何年も置いている服は、着る機会がないため、判断できないことがほとんどです。一度、その服を着て鏡の前に立ち、なぜ着ないのかの理由を考えてみましょう。着ない理由が明確になれば、手放すハードルが下がるもの。スペースが空けば、お正月のセールで服が買えると、前向きに考えて処分を」(sakkoさん)
6.ブランドの袋や箱はメルカリなどに出品
何かに使えるかもとため込んだ空き箱や紙袋。
「2021年7月からレジ袋が有料になったのに伴い、紙袋も有料の店が増えたことで手放しにくいかもしれませんが、1年間の使用頻度を振り返り、必要数だけに絞って保管を」(知的家事プロデューサー・本間朝子さん)。
「“念のため”ストックは最小限に。きれいな箱や紙袋は、メルカリなどに出品するのも◎」(sakkoさん)。
7.5年以上使っていない布団類は処分を
「来客用の布団に」と、しまい込んだまま5年以上使っていない場合は処分した方がいい。
「年に何度か布団を干して湿気対策を行い、シーツ類は洗濯するなど、手入れを怠らなければ問題ありませんが、開かずの押し入れに入れっぱなしでは、カビやダニが発生している可能性大。同じ場所に保管しているほかのモノにも影響を与えかねません」(本間さん)。
教えてくれた人
整理収納アドバイザーのsakkoさん、知的家事プロデューサー・本間朝子さん
取材・文/山下和恵 イラスト/坂木浩子、いばさえみ
※女性セブン2022年1月1日号
https://josei7.com/
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