「母の健診結果と脂質低めの栗ごはん」NO老いるLIFE~母と娘のほんわか口福日誌~第84話
漫画家で栄養士の資格をもつうえだのぶさんは、慢性膵炎を抱える母とふたり暮らし。膵臓に負担のない脂質控えめの食生活を送っている母だが、果たして健康診断の結果は?その結果にドキドキする娘の心境とは――。
母の健康診断、結果発表!
先日一泊旅行に行く前に、母がはりきって受けてきた健診(後期高齢者健診)の結果が出ました。
→前回の記事「誕生日は膵臓に優しい高級懐石」NO老いるLIFE~母と娘のほんわか口福日誌~第83話」
健診は年に一度ですが、母はそれ以外に年2回膵臓の検査があるので、血液検査は年3回受けることになります。
この血液検査って、私にとっては「栄養士としての成績表」なんですよね。だって母の食事を管理しているのは私なんですから。実際、栄養講座などでは母の現状を話しますし「私の腕がいいから~♪」とか言って掴みのネタにしているので、毎回結果を見る時はドキドキします。
さて今回の結果は――。
母「ただいま~」
私「あー、どうだった?」
母「ふっふっふっ♪さてどうでしょう?」
私「ふっふっふ♪、の時点でわかるんよ」
というわけで今回の結果も「全て正常値」でした。よかった~パチパチパチ。
血糖値・脂質・肝機能・腎機能・尿検査もすべてOK。BMIは22.8でした(基準値18.5~24.9)
母「先生がねえ、『言う事ないですね』って褒めてくれちゃったよ。のぶちゃん良かったねえ~」
血液検査の結果が娘の仕事のネタになるのを自覚している母、自分のことより私のことを心配して毎回ドキドキさせています(ごめんね~)。
よかったよかった。これでまた心置きなく栄養イベントができるわい。
自分の健診結果といえば…
そんな私ですが、実は自分の健診結果は毎年イマイチなんですよ。総コレステロール値とLDLコレステロール値が基準を超えていて、昨年はC判定(要経過観察)。お恥ずかしい。
原因はわかってるんです。お酒とラーメンです(呑んだ後に食べるというNGセット)。だって、母と同じ食事をしていれば私も「言う事ない」はずなんです。なのに…。
実はこのエッセイを書いている日は、たまたま父の命日でして。父は29年前に58才で末期の肺がんで3か月の闘病の末、あっちに逝きました。59になる年だったので、生きていれば今年は88才の米寿でした。
昨年は父の年を超えたなあとしみじみしましたが、私も今月でとうとう還暦。
父の分も長生きしなきゃと思うならもう少し自分の健康も気にしないとね。60才を機にお酒をやめる…はいきなり無理だから、その後のラーメンをグッと我慢してみようかな。
とりあえず、今年の特定健診の結果を見てから考えよっ…(ダメ人間です)
NOオイルMemo 秋の味覚「栗」は低脂質・高たんぱく食材♪
ある日の我が家の夕食です。
栗は脂質が少なくて「たんぱく質」が摂れる優秀な秋の味覚♪
アジも魚の中では脂質の少ないたんぱく源。油にはDHAやEPAが含まれているので刺身で丸ごと食べるのがおすすめです。
この献立1食で、脂質は約6g、たんぱく質は約19g摂れます(栗ごはんだけでたんぱく質4gです)。ちなみに脂質制限をしているかたは、みそ汁の「油揚げ」をカットすれば脂質5g以下になりますよ。
*健康な高齢者の皆さん(75才以上)の目安(1食)
・脂質:約13~19g(1日39~58g)
・たんぱく質:約17g(1日50g)←フレイル予防にはちょっと多めに摂るのがおすすめ(1.2g/体重/日)、うちの母(体重50kg)の場合1食20gくらいです。
*参照/日本人の食事摂取基準2025年版
絵と文
漫画家・うえだのぶ
イラストレーター・漫画家。59才。山口県で84才の母とふたり暮らし。40代で地元の短大に入学し、栄養士の資格を取得。地元山口県を拠点に、漫画を利用した食育や時短調理などの栄養講座の講師なども務めている。
アメブロ:https://ameblo.jp/abareinupoti/ インスタ: https://www.instagram.com/nobuueda/?hl=ja
『読者体験!リアル迷惑人間大集合1 』Kindle版が発売中。
