猫が母になつきません 第457話「夏バテする」
今日も日差しが強い…去年から夏場は昼もカーテンを閉めたまま生活しています。陽当たりのよい家なのでカーテンを開けていると冷房の効きがすこぶる悪いので。薄暗いけど、こんなに暑いと暗さも涼しく感じて心地よくなってきます。ときどきカーテンの隙間から外の暑さをチェックする私の様子はかなり怪しい感じであろうとは思いますが。エアコンの室外機も直射日光が当たらないよう、ベランダにすだれをかけました。
平屋なので天井からの暑さをやわらげるため、夕方の庭の水撒きのついでに屋根にも水を撒きます。これも去年からの習慣。庭のホースが劣化していたので今年はホースリールとセットで新しいホースを購入しました。夕方とはいえまだだいぶ暑い中の作業、新しい道具があるとすこし楽しくなる。長さも倍になったので、今まではホースが届かなくてジョウロで水やりしていた玄関側の植物まで直接水撒きできる。芽が出るのかと気を揉んでいた玄関前のダイカンドラも、思ったよりもかなりまばらではありますが無事に成長しつつあり、この暑さで枯れないように毎日水やりをしています。芝生の復活もがんばっていたのですが、こちらは一部が枯れてきてしまいました。植物たちにもほんとうに過酷な環境です。
水撒きしたら汗だくになるのでシャワーしてソファに倒れ込んだらもう動けません。食欲もないし、そのまま寝落ちして夜中に目が醒めることもしばしば。もう気温が下がっているので冷房が効きすぎて「さむっ」ってなってだるさもMAX。よくない、よくない。暑さによる疲労や睡眠不足、日照時間の変化などが原因でおこる《夏季うつ》という鬱症状もあるそうので気をつけないと。暑さでこころまでやられてしまったらたまらない。
昔は夏といえばアクティブなイメージでしたが、今は「危険な暑さ」という言葉が普通になり、暑い日は「不要不急の外出はできるだけ避けましょう」と注意喚起される時代。ただ自分が歳をとったからということだけではなく、みんなが夏の過ごし方を変えなくてはならない時が来たんですね。
作者プロフィール
nurarin(ぬらりん)/東京でデザイナーとして働いたのち、母と暮らすため地元に帰る。ゴミ屋敷を片付け、野良の母猫に託された猫二匹(わび♀、さび♀)も一緒に暮らしていたが、帰って12年目に母が亡くなる。猫も今はさびだけ。実家を売却後60年近く前に建てられた海が見える平屋に引越し、草ボーボーの庭を楽園に変えようと奮闘中(←賃貸なので制限あり)。
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