介護・看護・医療スタッフが24時間365日サポート 終末期の人が生活の質の維持しながら暮らせる住宅型ホスピスが2025年秋にオープン<東京都町田市>
末期がんや難病になると介護の負担も大きく、日常生活に不安が募る。終末期の人でも本人や家族の想いを汲み取り、その人らしい生活ができる住宅型ホスピスが東京都町田市にオープンするという。
医療ケアを受けつつ自宅のような安心感のあるホスピスホーム
デイサービス、介護付有料老人ホームなど介護事業を幅広く展開するヒューマンライフケア。
住み慣れた場所で最期まで尊厳をもって暮らせるように、2023年から難病やがん末期の人を受け入れる介護施設・ホスピスホームを開設している。
ホスピスホームとは介護や医療サービスを提供する住宅型有料老人ホームで、専門的な緩和ケアや看取りにも対応。病院で過ごしているような安心感と自宅のような居心地の良さがあり、高齢者の住まいの1つとして近年注目を集めている。
東京都町田市にホスピスホームが開所予定!
ヒューマンライフケアが運営するホスピスホームとして2棟目となるのが、この秋、開設予定の『ヒューマンライフケア町田木曽ホスピスホーム』だ。
最寄駅は、小田急小田原線・町田駅またはJR横浜線・古淵駅。各駅から神奈川中央交通バスに乗車後、バス停・木曽、木曽入口で下車。町田街道沿いでアクセスも良好な場所にある。
対象となるのは、ALS(筋萎縮性側索硬化症)やパーキンソン病といった厚生労働省が指定する難病や、がん末期で治療中の人などや、要介護5や重度障害者医療症を患う人も要相談で入居が可能だ。
介護・看護・医療スタッフが身体的・精神的な苦痛を和らげるサービスを24時間365日体制で提供。入居者の自分らしい生活をサポートする。医療機関と提携し、神経内科専門医による専門治療にも対応。理学療法士監修の運動療法や、嚥下内視鏡を用いた嚥下評価、嚥下訓練も行う。
居室は全室個室で、ゆったり過ごせるプライベートな空間が特長。室内には、洗面台、クローゼット、介護用ベッド、ナースコールなどを設置予定。
共用部には入居者が交流できる食堂スペースや介護浴室、機械浴室を完備。家族が宿泊できる部屋も準備する予定だ。旬の食材を取り入れた食事やレクリエーションも充実。楽しく、安心して暮らせる環境が整っている。
命に関わる病気になったとしても、人生の残り時間は自分らしく過ごしたいもの。医療を受けながら生活の質を維持・向上できるホスピスホームも住まいの1つとして考えたい。
【データ】
『ヒューマンライフケア町田木曽ホスピスホーム』
https://kaigo.human-lifecare.jp/facilities/hh002_MachidaKiso/summary.html
開設日:2025年10月1日
施設タイプ:ホスピスホーム(住宅型有料老人ホーム)
住所:東京都町田市木曽西4-12-15
※ヒューマンライフケアの発表したプレスリリース(2025年5月23日)を元に記事を作成
写真/ヒューマンライフケア提供 構成・文/松藤浩一
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