耳が遠いから…とあきらめていた会話がスムーズに!注目のAIボイス筆談機『ポケトークmimi』を試してみた
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「耳が遠い親とは込み入った会話がしにくい」「何度も聞き返してくるからつい話すのが面倒になって」と、耳が聞こえにくい高齢者との会話にストレスを感じてしまう…。また、高齢者自身も聞こえにくさが原因で不安や孤独を感じてしまっているかもしれない。
そんな悩みを解消し会話を楽しくすると、いま話題なのがAIボイス筆談機『ポケトークmimi(TM)』だ。実際に聞こえに悩みを抱える家族や施設利用者に試してもらった様子をレポートする。
難聴は多いが、補聴器はあまり普及していない
高齢化が進む日本では、難聴者の割合も右肩上がり。日本老年医学会の報告※によると、老人性難聴の有病率は、男性は75~79 歳が71.4%、80歳以上では84.3%、女性は75~79歳が67.3%、80歳以上は73.3%と推計される。しかしその一方で補聴器の普及率は約14%※と低いのが現状だ。
実際今回取材した高齢者の中には、「補聴器はなんだか合わなくてあきらめてしまった」という声も。聞こえにくいまま生活している人は意外と多いようだ。
そんな悩みに寄り添うのが、最新のAIボイス筆談機『ポケトークmimi』だ。
※日本老年医学会「高齢者の難聴」より
https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/publications/other/pdf/review_51_1_1.pdf
※一般社団法人 日本補聴器工業会「JapanTrak 2018 調査報告 」より
http://www.hochouki.com/files/JAPAN_Trak_2018_report.pdf
AIボイス筆談機『ポケトークmimi』とは?
新たに発売された『ポケトークmimi』とは、耳が聞こえにくい人との会話をスムーズに楽しくするための筆談機。スマートフォンサイズの端末に話しかけると、その内容が瞬時に文章となって表示される。
AI(人工知能)を用いた高性能な音声認識エンジンを搭載し、声から文章にするまでの表示スピードがとても速いのが特長のひとつだ。
『ポケトークmimi』を販売するのは、多言語でのコミュニケーションツールとして大人気の通訳機『ポケトーク(R)』を開発したソーネクスト。『ポケトーク』のAI技術により 音声を認識し“翻訳”する機能を、日本語(声)から日本語(文章)と設定し、耳が遠い人とのコミュニケーションに利用しているという話を聞いたことがヒントになり、新たに専用機として開発。耳が遠い人向けの会話をサポートするツールとして誕生した。
AI筆談機の特長は?
・話した内容を瞬時に文章で表示する
通訳機と同様にクラウド上のAIを用いた高性能なシステムで瞬時に表示。
・ボタンを押して話すだけ、難しい操作がない
Wi-Fi環境がなくても使え、箱から出してすぐ利用できる。
・読んで理解できるので正確な情報を伝えやすい
見やすいフォントを採用、文字の大きさも大中小が選べるので読みやすい。
・会話を保存しておけるのでメモとしても使える
文章になった会話を保存する機能を搭載。大切な内容を残しておける。
聞こえにくい悩みを抱える家族が『ポケトークmimi』をお試し!
「耳が遠い父に話しをすると、声がどんどん大きくなり、まるで怒っているみたいになってしまう」と気になっていた介護ポストセブン編集者・関和子と父・盛二郎さん親子、介護施設の職員さんと100歳の女性利用者さん、77歳の福田惠子さん親子の3組が『ポケトークmimi』を実際に使用、その使い勝手をレポートする。
「父と会話のストレスが減った」千葉・関盛二郎(86歳)さん親子
千葉県で夫婦2人暮らしの関盛二郎さん(86歳)を父に持つ編集者の関は、週末に実家に通い、近くに住む妹さんと共に両親のサポートをしている。
会う度に「聞こえにくい父との会話は細かいニュアンスが伝わりにくい」と不安を感じている。
予定を伝えるのに文字が大きくてわかりやすい
「父に大きな声で話しかけていると、『えっ?』って聞き返すから、だんだん声が大きくなっていき、つい怒り口調に…。父には週末に会ったときに、まとめて翌週の予定を細かく伝えることにしているのですが、1回で伝わらないから私も父ももどかしいんですよね」(関)。
父・盛二郎さんも「もういいよ、わかった、わかった」とあきらめムードで、聞こえないのをそのままにして会話が不完全で終わることもしばしばだ。
「今週の予定を『ポケトークmimi』の筆談で伝えてみたら、父は画面をパッと見て『オーケー!』って。いつもなら何度も誰が? なんで来るの?って聞き返してきて、私もそのたびにイライラしていたんですよ。
箱から出して電源を入れたらすぐに使えたのもよかった。面倒な設定をしなくていいから機械が苦手な私でも大丈夫ですね。
文字は大きさが3段階で変えられるので、一番大きい文字で表示してみたら父はとても読みやすいようでした。長い文章でも話しているそばからすらすらと文字に変換されていきます。文章が表示されたら、右上の星マークを押しておくと保存もできるんですね」(関)
覚えにくい薬の飲み方はメモ機能で保存も
「薬局で薬をもらうときにね、薬剤師さんが何を言っているかちょっとわからないこともあるんだよね」と、盛二郎さん。そこで、もらってきた処方箋を見ながら、薬の飲み方を筆談機にメモしておくことに。
「朝昼晩の薬の飲み方を声で話して、保存しておけば次回からはこれを見ればいいので、お薬メモとして活用できますね」(関)
「薬局のほか、スーパーの店員さんに話しかけたときに、返事がよく聞こえなくて何度も聞き返すと、この人には何を言ってもわからないと思われている気がして、悔しい思いをすることもありますよ。
それから『よく聞こえません』っていうと明らかに相手が困惑していることもあってね。悪い気がして聞こえているフリをしてしまうこともある。これは、出先に持って行き、その場でボタンを押して話してもらうだけだから、気軽に使っていきたいなと思いましたよ」(盛二郎さん)
孫との会話がしやすくなって笑顔が増えた
取材の日は、孫娘のあいこさん(22歳)が引っ越しと婚約の報告にやってきた。普段の盛二郎さんは、速いスピードで会話する若い人の話は「何を言っているのか半分くらいしかわからん」と疎外感を味わうことも多いというが…。
孫のあいこさんはさっそく『ポケトークmimi』で話しかけてみると、盛二郎さんは画面を見ながら満面の笑顔に。
「外国人の彼と結婚するんですが、彼の紹介とか国際結婚のこととか、微妙なニュアンスの会話もしっかり文字で表示できるから、じいじにわかりやすく伝えられました」(あいこさん)
「会話がしやすく介助の負担も減った」東京・杉並の介護施設リバービレッジ杉並
介護施設『リバービレッジ杉並』は、東京・杉並の緑豊かな環境で、特別養護老人ホームやショートステイなどの事業を展開している。
これまでは耳が遠い入居者さんとのコミュニケーションには、ホワイトボードでの筆談をしていたそうだ。
「ホワイトボードは書くのに時間がかかって会話にタイムラグが出てしまうし、急いでいると字を書くのも大変なときもありますね」と、施設長の立野弘祐さん。さっそく利用してみると…。
会話がスムーズになって介助時間の短縮に
「これは、ポケットに入る大きさなので施設内を行ったり来たりする介護士たちが、持ち歩くのにいいですね。
はじめは高齢の利用者さんには画面が小さいかなと思ったのですが、文字が大きくてくっきり見やすいのでスタッフたちにも好評でした」(立野さん)
実際に利用してもらったのは入居者の女性Nさん(100歳)だ。Nさんは、耳が遠く車いす生活だが、施設で行われる誕生会などイベントにも参加している。
介助を担当する介護士の岩渕佳正さんによると、
「Nさんは耳元で大きな声で話しかけるとしっかりと反応し、ゆっくりですがおしゃべりも楽しみます。
いつもはホワイトボードに『歯磨きをしましょうね』『お風呂に入りましょう』など行動を文字で書いて見せています。次の行動を理解してもらうことで本人も安心して動きやすくなるんですね。この一連のやり取りが、『ポケトークmimi』ならさっとできるのでいいですね」(岩渕さん)
「耳が遠い方とは意思疎通に時間がかかってしまうことも多いのですが、画面を見せると1回でばっちり伝わるので、介助時間の短縮にもつながりそうです。
急いでいるときはホワイトボードに書く文字が殴り書きになってしまうこともあって…。Nさんはぼくの書く文字よりも『ポケトークmimi』に表示された文字のほうが断然読みやすいようです」(岩渕さん)
みんなが集まる場所で大声を出さずに済む
「これからお誕生日会がありますよ」と、筆談機を使って話しかけると、甘いものが大好きだというNさんは画面を見てゆっくりと頷き、穏やかな表情に。
「しゃべるのとほとんど同時に文字が表示されてスピーディー。書くより数段早いので、その分、落ち着いて丁寧なコミュニケーションを図れますね。
また、お誕生会などのイベントで利用者さんたちが集まる場所や、夜の静かな時間帯には、耳の遠い方とお話しするときに大きな声を出していると周りの利用者さんがビックリしてしまうこともあって、声のトーンの調整が難しかったのですが、『ポケトークmimi』は小さめの声でも拾って文字に表示されるのがいいですね。
Nさんの場合は左の耳が不自由なので、いつもは右側から話しかけていたのですが、これを使うとそういうことを気にしなくてもいいので、介助する側の負担も減る気がします」(岩渕さん)
【データ】
施設名:リバービレッジ杉並 https://rvsuginami.jp/
住所:東京都杉並区清水3-3-13
「文字で読んで納得…言葉より伝えやすい」神奈川・福田惠子さん(77歳)親子
「聞いていないのか、聞こえていないのか、ときどき会話がちぐはぐになることもあって。最近年のせいか物忘れも気になるんです」と、神奈川県で母と暮らす青木惠さん。
母、福田惠子さんは電気店を経営していた亡き夫に教えてもらったという麻雀が趣味。デイサービスに通って麻雀をするのが楽しみなんだとか。
取材の日は、近くに住む友人の息子で介護福祉士の勉強をしている関口遥暉くんが遊びに来ていたので、一緒に『ポケトークmimi』を使ってみることに…。
麻雀の専門用語を文字で伝えて盛り上がる
「今日もデイサービスで麻雀やったわよっ。あたしそこいらの男の人には負けないわよ」と趣味の話になると威勢のいい惠子さん。遥暉くんがアルバイトをしているデイサービスでちょうど麻雀に挑戦したという話題で意気投合。
しかし、麻雀の役やルールなどの話題になると、「え?」「なんだって?」と会話が止まってしまうことも。
そこで遥暉くんが、「僕は今日、麻雀で負けちゃったんだよ。勝った人はね、国士無双で上がったの」。すると惠子さんは画面を見て「あたしの得意な役満だねぇ! 今度は取り返してやんなよっ」と豪快に笑う。
「こんなに会話が弾んだのは初めてです。笑顔がたくさん見られてうれしかった」と、遥暉くん。
スーパーや病院で…メモ機能をフル活用
娘の惠さんは、母との食事や買い物のシーンで『ポケトークmimi』を使ってみたという。
「母は言ったことをすぐ忘れちゃうことがあるので、今日は何が食べたい? お肉と魚はどっちが食べたい?とか、食べたいメニューをメモしてみました。あとでこれお母さんが言ってたよって画面を見せると『あらそう?』って納得してくれますね。
「病院の待合室とか、周囲が静かな場所とか大声で話したくないとき、『次に呼ばれるから準備してね』とか、こそっとしゃべって画面を通して会話をするのにもいいですね。
病院の先生が言っていたことを後でもう一度伝えるのにも便利。『先生がこんなことに気をつけなさいって言ってたよ』とか、文字で読むほうが本人は納得感があるみたいです」
【動画】試してみたら、みんなが笑顔に…
今回試してもらった3組の利用シーンを動画にまとめた。筆談機という新たなツールが、家族や介護する人・される人のコミュニケーションを円滑にし、より良い関係性を築くのに役立っているようだ。
【データ】
AIボイス筆談機『ポケトークmimi』https://pocketalk.jp/mimi/
約幅65mm/厚み11mm/高さ123mm、約128g
国内通信 2 年付きeSIM(取り外し不可)
全国の家電量販店の他、眼鏡販売店の「メガネの愛眼」で販売中
価格:2万9800円(税別、通信料2年間契約)、レンタルサービス(月額1980円・税別)も選べる。
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イラスト/成瀬瞳 撮影/菅井淳子
構成・文/谷村光二、介護ポストセブン編集部